
Instagramの質問箱で「免疫アップのためにやっていること教えて!」と、 猫エイズ(FIV)の猫と暮らしている飼い主さんにアンケートをとりました。
その回答や、教えていただいたサプリメントなどを紹介をしていきます。
FIV猫と暮らしている方や、免疫をアップしたい飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。
免疫を高める
免疫を高めるにはどんなことをしたら良いのでしょう?
免疫細胞の多くは腸に集中し、残りは自律神経の影響を受けています。
免疫を高めるには「腸内環境」を整えて、「ストレスのない生活」をすることが大切になってきます。
① 腸内環境を整える
最近よく聞く腸内環境に良いらしいカタカナの用語。
超簡単に説明すると、こんな感じでしょうか。
●プロバイオティクス・・・善玉菌
●プレバイオティクス・・・善玉菌を増やすエサ
●シンバイオテック・・・ 「プロバイオティクス + プレバイオティクス 」で腸内を整える
●バイオジェニックス ・・・胃酸などに強く、腸に直接働きかける
これらのペット用サプリの多くは、口腔ケア用として販売されています。
猫の免疫アップへの効果は研究が進んでおらず、ヒトと猫の腸内細菌の種類・量も異なるので、免疫アップへの過度な期待はそこそこに口腔ケアとして取り入れていくのが良さそうです。
個人的には、「シンバイオテック」+「 バイオジェニックス」両方からアプローチしていけたらと思っています。
プロバイオティクス
◆デンタルバイオ
プロバイオティクスと ラクトフェリンを配合し、 口腔内の健康維持をサポートします。
わが家でも愛用していました。チキン味なので粒ごとご飯に混ぜるだけ。
◆プロバイオ デンタル
口腔専用プロバイオティクス。ネコちゃんの口臭、歯石、歯周病を強力ケア。
◆アマナグレイス プロバイオCAT
卵殻カルシウム+超低分子コラーゲン+プロバイオティクス
シンバイオティック
◆シンバイオティックD-C
プロバイオティクスが生きたまま腸まで届き腸内フローラを整え、プレバイオティクスが短鎖脂肪酸を増やして悪玉菌の増殖を抑えるのに役立ちます。
◆Microbiome Care(マイクロバイオーム ケア)
口腔用プロバイオティクス。口腔ケア用のプレバイオティクスも配合したシンバイオティクス サプリ。
バイオジェニックス
◆アミノス
ペットのお腹・皮膚・免疫の健康に。一挙三得サプリメント。

わが家も「アミノス」はじめてみましたが、1本で3ヶ月も使えるコスパの良さです。
◆犬と猫のおなかのサプリAHS
特許取得の乳酸菌ラクトバシラス ブフネリが犬猫のおなかの調子を整えてくれます。
◆ツヤット
数多くの特許を取得している濃縮乳酸菌FK23配合で、プレバイオティクスとバイオジェニックスのW効果。
免疫アップに期待できそうなサプリをいろいろ調べた結果、【シンバイオティック+バイオジェニックス】コンビが最強なのでは?と気づき、2種類のサプリを取り入れはじめました。
●シンバイオティック
→ 「シンバイオティックD-C」
●バイオジェニックス
→ 「アミノス」
質問箱の回答
◆TNR活動に参加したときにヨーグルトが良いと教わり、「R-1ヨーグルト」を与えています。
◆「CBDオイル」がとっても良いです!
◆キャットフードに「腸内バイオーム」(療法食)を混ぜています。
◆腸内フローラが少なかったので「KINS」のサプリを与えています。
◆「アニミューン」というサプリが本来の免疫力を整えるそうです。
◆うちのエイズっ子には「まいたけエキス」あげています!
◆「笹の恵み」を与え始め1ヶ月ほどですが少しずつ効いてきたようです。
◆FIPサポートセンターから「免疫スパンAATUg」を勧められました。
◆獣医の勧めで「ゼンラーぜP-neo」を砕いてあげています。
◆免疫に影響があるかハッキリ分からないけど「エネアラ」はオススメです。
◆「コルディ」
② ストレスのない生活
室内猫のストレス要因は、室内環境に潜んでいます。
また、「退屈」や「多頭飼育」がストレスになっていることも・・
・遊びやスキンシップを増やす
・刺激になる高くて眺めの良い場所を増やす
・窓から外を眺められる場所を作る
・邪魔されずゆっくりできる場所を増やす
参考にしていただけそうなブログはこちらです。
質問箱の回答
◆口内炎で痩せてしまった時がありましたが、ストレスなく過ごすことが一番みたいです。
◆ストレス軽減のために毎日笑って過ごすようにしています。
◆日向ぼっこさせたり温かいベッドを置いたり、好きなごはんをあげています。
◆寝る前のマンツーマン抱っこを長くとっています。
◆なるだけオーガニックのものを。乳酸菌や腎機能が低下しないように冷えない環境作り。
◆肉球に湧泉というツボは、免疫アップに良いそうです。
猫エイズの正しい理解
野良猫時代に、ケンカをして猫エイズに感染したオス猫は多いです。
正しい理解が広まり、猫エイズの猫も譲渡されやすくなると良いですよね!
・猫のみに感染
・感染力は低い
・咬傷が主な感染経路
・グルーミングでの感染の可能性は低い
・陽性=発症ではない
・生涯発症しない子が多い
陽性&陰性猫を同じ空間で暮らしているお家は多いですし、発症した場合も、免疫低下による感染症や合併症に気をつけつつ普通に暮らすことができます。
最後に、獣医さんのInstagramの投稿がとても参考になるので、ぜひご覧ください。
【個別オンライン相談】
猫のお悩み・トラブル解決は、その子に合ったやり方が大事。
猫さんの状況を見させていただきアドバイスしています。
◆猫の人馴れ・不仲問題
◆夜鳴き・脱走などのトラブル対策
◆室内環境アドバイス
◆野良猫の保護~譲渡
野良猫保護をサポートするプラットフォーム「AHAHA」は、ファンクラブのお陰で運営できています。
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保護猫シェルターの運営を経て、シェルターを持たない保護猫活動「AHAHA」を運営。
猫を幸せにするアドバイザーとして、猫飼いさんや猫を保護したい方のお役立ちコラムやSNS発信をしています。猫歴27年、譲渡猫200匹、猫の相談500件以上。
資格:キャットライフアドバイザー/猫との住まいアドバイザー/ペット共生住宅管理士/愛玩動物飼養管理士 他