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こんにちは、「猫を幸せにするアドバイザー」のえんです。
今回は、多くの飼い主さんが悩む「猫が逃げ回る問題」について、詳しくお話しします。
特に保護猫を迎えた方や、人見知りの強い猫と暮らしている方に役立つ情報をお届けします。
目次
なぜ猫は飼い主から逃げるの?
まず、猫が逃げ回る理由を理解することが大切です。
実は、これはとても自然な行動なのです。
猫から見た飼い主は「ゴジラ」級の巨人
猫にとって、私たち人間はとてつもなく大きな存在です。
猫の体長の何十倍もある私たちは、まるでゴジラのような巨人に見えているのです。
特に朝や夕食時など、バタバタと動き回っている時は、猫にとってはとても怖い存在に映ります。
保護猫の場合は要注意
最近、保護猫を家族に迎える方が増えていますね。
人間との良い思い出がない猫や、十分に人慣れしていない猫の場合、より警戒心が強くなります。
就寝時などにはリラックスして近づいてくれても、日中は逃げ回ってしまうというケースも少なくありません。
では、このような状況を改善するために、具体的にどんなことができるのでしょうか?
以下に6つの効果的な対策をご紹介します。
1. スローモーションで動く:猫を驚かせない秘訣
ゆっくりとした動きが鍵
猫が近くにいるときは、できるだけゆっくりと動くようにしましょう。
急な動きは猫を驚かせ、逃げ出す原因になります。
特に以下の点に注意してください
☑ 椅子から立ち上がるときは、ゆっくりと
☑ 歩くときも、大きな音を立てないように
☑ スリッパの音にも気をつける
おすすめのスリッパ
スリッパの音を怖がる猫は多いものです。
私のおすすめは、無印良品のコットン素材のルームサンダルです。
通常のスリッパに比べて音が出にくく、猫も怖がりにくいです。
2. 横からアプローチ:コミュニケーションの取り方
上から差し出すのはNG
おやつを与えるときなど、猫とコミュニケーションを取る際は、上から手を差し出すのは避けましょう。
これは猫にとって、まさに「ゴジラから襲われる」ような恐怖を感じさせてしまいます。
正しいアプローチ方法
1.猫と同じ目線の高さまで、ゆっくりとしゃがむ
2.猫から少し距離を置く
3.おやつを持った手を、猫の視線より低い位置から差し出す
4.まず匂いを嗅がせ、その後食べさせる
このように接すると、猫も怖がらずにおやつを受け取ってくれるようになります。
3. 迂回ルートを作る:安心できる環境づくり
オープンスペースは猫の天敵
猫と飼い主の間に何もないオープンスペースは、猫にとって不安を感じる原因になります。
家具などがパーテーションの役割を兼ねますが、部屋の中央にたくさんの家具を置くことは現実的ではないので、以下のようなアイテムを活用して、猫が安心できる環境を作りましょう。
☑ 猫用トンネル
☑ クッション
☑ 段ボール箱
これらを適切に配置することで、猫は自分の姿を隠しつつ、安心して行動できるようになります。
4. 高い場所を用意:逃げ場所の確保
上への逃げ道を作る
床面積だけでなく、垂直方向の空間も活用しましょう。
猫が怖いと感じたときに、遠くへ逃げるのではなく、近くの高い場所に逃げられるようにすることが大切です。
おすすめの高所
☑ キャットタワー
☑ キャットウォークやケージ
☑ 家具の一番上は猫の通り道(安全対策をしっかりと)
高い場所にいることで、猫は飼い主と同じ目線になり、恐怖心も軽減されます。
5. 床族生活のすすめ:猫目線で暮らす
床で過ごす時間を増やす
現代の生活様式は、椅子やベッドで過ごすことが多くなっています。
しかし、猫との距離を縮めるためには、できるだけ床で過ごす時間を増やすことをおすすめします。
床族生活のコツ
☑ ダイニングテーブルではなくローテーブル
☑ くつろぐ時間は床に座って
☑ 猫と遊ぶときは必ず床で
完全に床族になるのは難しくても、少しずつ床で過ごす時間を増やしていくことで、猫との距離が縮まっていきます。
6. ゆったりコミュニケーション:信頼関係を築く
質の高い時間を作る
忙しい日常の中で、猫とゆったりと過ごす時間を作ることは非常に重要です。
特に人慣れ修行中の猫には、少なくとも1日30分程度のコミュニケーション時間を設けることをおすすめします。
コミュニケーションのポイント
☑ 猫のペースに合わせる
☑ 強制しない
☑ 優しく話しかける
☑ おもちゃで一緒に遊ぶ
このような時間を積み重ねることで、猫との信頼関係が徐々に築かれていきます。
まとめ:猫との幸せな関係づくりのために
ここまで、飼い主から逃げる猫との関係を改善するための6つの方法をご紹介しました。もう一度おさらいしましょう。
1.スローモーションで動く
2.横からアプローチする
3.迂回ルートを作る
4.高い場所を用意する
5.床族生活を心がける
6.ゆったりとしたコミュニケーション時間を作る
これらの方法を意識して実践することで、猫との関係は必ず良い方向に変化していきます。
すぐに劇的な変化が見られなくても、焦らず根気強く続けることが大切です。
猫は繊細で賢い動物です。私たち人間が彼らの気持ちを理解し、寄り添う努力をすることで、互いに幸せな関係を築くことができます。皆さんの猫との生活が、より楽しく幸せなものになることを願っています。
最後に、このブログ記事の内容をより詳しく解説したショート動画も用意しています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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猫を幸せにするアドバイザーとして、飼育トラブル・室内環境・保護活動・商品やプロジェクトのアドバイスや監修を行っています。保護猫シェルターや、シェルターを持たない一時預かりプラットフォームの運営を経て、現在は「みんなで猫だすけ」アプリの開発・運営を行う。
資格:キャットライフアドバイザー/猫との住まいアドバイザー/ペット共生住宅管理士/犬猫行動アナリスト/愛玩動物飼養管理士2級 他