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最近増えている、ネジや釘を使わずに穴あけ不要で設置できる市販のキャットウォーク・キャットステップを、「猫を幸せにするアドバイザー」の視点でご紹介します。
このブログで分かること
・室内猫に高い場所が必要な理由
・ステップの耐荷重の考え方
・「猫の体重✕5倍」必要?
・石膏ボードの耐荷重
・市販のキャットステップ7種紹介
愛猫のためにキャットウォークやキャットステップを付けたいけれど、「賃貸だから・・」と諦めていたり、壁や天井に穴を開けることに抵抗がある方に、ぜひ読んでいただきたいです。

目次
【賃貸OK|キャットウォーク・ステップ】キャットウォークの必要性
「わが家は、キャットタワーを設置しているから大丈夫!」
それだと、お家の猫が退屈している可能性があります🙀
高い場所=安心感・優越感・パーソナルスペース・迂回ルート
野生の猫は、肉食動物から襲われないよう高い場所で身を守り、また、高い場所から捕食動物を観察し捕食するタイミングを狙っていました。
その習性は室内暮らしになっても変わらず、高い場所にいることで安心感や優越感を得ています。
逆に、高い場所が少なければ、不安になり自信を失っていきがちです…
また、単独行動を好む猫には、誰にも邪魔されないパーソナルスペースが多く必要で、多頭飼育の場合は他の猫との距離を保ったり迂回できるルートとしても、高い場所は必要なってきます。

退屈する室内猫
室内猫の暮らしは、安全だけど退屈になりがち。
野生の猫が多くの時間を費やしていた「狩り」や「テリトリーの見回り」を、室内猫はする必要がなくなったけれど、生きがいや刺激も減ってしまいました。
室内猫には、退屈させない工夫をしてあげる必要があります。
猫は、立体的に空間を捉えていて、同じ広さ・同じ空間であっても、いろいろな角度からの「見える景色」が多いほど、その空間を広く感じることができます。
お気にいりスポットが多ければ、その時々で最高な場所をチョイスし、頻繁に場所を移動し楽しむこともできます。

室内猫が退屈しない工夫は、おやつ・ご飯・遊びでもできますので、こちらのブログも参考にしてみてください。
【賃貸OK|キャットウォーク・ステップ】耐荷重の考え方
「猫の体重✕5倍」必要なのか?
こちらの本によると、 キャットステップに猫が飛び乗ったり飛び降りる時(動荷重)、猫の体重の5倍の荷重がかかるのだそう。
5Kgの猫の場合は、キャットウォークやステップに25Kgの耐荷重が必要ということになります。
「猫の体重✕2~3倍」が現実的?
ただ、今回紹介する市販のキャットステップの耐荷重は、12Kg~15Kgです。
動荷重を考慮した負荷テストもクリアしているようなので、現実的には猫の体重2~3倍くらいあれば安全と言えるのかもしれません。
キャットステップの距離が離れすぎていると、ステップからステップへ飛び移った際の動荷重も激しくなるので、設置する際にはステップの距離を離しすぎないことも重要です。
石膏ボードの耐荷重
今回紹介するキャットステップは全て、ネジや釘を使わずに、穴あけ不要で設置できます。
一般家庭の壁は、455mm間隔で下地と呼ばれる間柱があり、その上に9.5mm以上の石膏ボードがあり、その上に壁紙が貼られてています。
ネジや釘で設置する場合、下地がある場所にキャットステップを設置する必要がありますが、今回紹介するキャットステップは下地が無い場所に設置可能なタイプもあります。
では、下地が無い石膏ボードだけの耐荷重はどのくらいなのでしょうか?
こちらの実験結果では、58Kgとなっていました。
石膏ボードって、とっても頑丈なんですね!
動荷重を考慮しても、下地がない石膏ボードにキャットステップを設置して問題ないということが分かりました。
【賃貸OK|キャットウォーク・ステップ】市販の商品を一挙紹介
ネジや釘を打たずに設置できる市販のキャットステップは、それぞれに設置できる壁材・下地の有無が異なります。
● Catroad+(キャットロードプラス)/ タカラ産業
石膏ボード(下地が無い)に、細いピンで取り付けるキャットステップ
● 壁美人
石膏ボード(下地はどちらでも)に、ホチキスで取り付けることができる金具
● ラブリコ
2×4木材を柱として、天井と床で突っ張ることができるDIYパーツ
● ドアハンギングタイプ
● 窓に吸盤タイプ
● 窓枠引っ掛けタイプ
ここからは、それぞれ詳しく紹介していきます。
Catroad+(キャットロードプラス)
下地が無い石膏ボードに、細いピンで取り付けるキャットステップです。
ラインナップが豊富で、ワイド・ロング・コーナー・ステップ・トンネル・ハンモック・ハウスがあり、カラーバリエーションも豊富。
耐荷重は15~30Kgから選べるので、多頭飼育でも下地位置を気にせず設置することができます。
わが家は、壁から柱が飛び出している箇所に、コーナータイプを設置したくて購入しましたが、壁の内側には下地というか恐らく鉄骨が通っているようで、付属の細いピンはビクとも刺さりませんでした・・

下地探しには専用グッズを1つ持っておくと便利です。
壁紙の下が石膏ボードかの判断は、壁に刺したプッシュピンの先端が白くなっていれば、石膏ボードです。

タカラ産業
「Catroad+」と同様に、下地が無い石膏ボードに、細いピンで取り付けるキャットステップ。
下地や木材に取り付けることもできますが、その場合は釘を打つ必要があります。
荷重目安は12Kgなので、1頭飼育向け。
キャットステップとコーナ用の2種類があり、どちらもアクリル板になっています。
透明板は下から肉球が見えて人気ですが、怖がって使わない猫や、透明板に慣れてしまい何も無いところも歩けると錯覚した落下事故も多発しているようなので注意が必要です。
壁美人
ホチキスで取り付けることができる、石膏ボード専用金具です。
下地の有無は気にせずどこにでも設置でき、市販や手作りのキャットステップを取り付けることができるのが魅力です。
ただ、公式サイトには静止荷重しか公開されておらず、キャットステップとしての使い方は推奨されていないため、自己責任の範囲で設置する必要があります。
わが家で設置した壁美人を使ったキャットステップには、猫たちが毎日ドタドタと乗っていますが落下するようなことは一度もなく使えています。
詳しくはこちら↓

ラブリコ
ラブリコとは、 柱となる2×4木材の上下に固定するDIYパーツのこと。
床と天井で柱を突っ張ることができるので、壁材や下地位置を気にせずにキャットウォークを自作することができます。
ラブリコの柱1本あたりの耐荷重は20Kgなので、猫の頭数や最大荷重に合わせて柱を増やし調整できるところも魅力です。

ラブリコを使ったキャットウォークを窓に設置したお陰で、わが家の猫たちの幸福度は劇的にアップし、現在は3箇所の窓にラブリコキャットウォークを増設しています。
詳しくはこちら↓
ドアハンギングタイプ
ドアに引っ掛けるタイプのキャットステップ。
省スペースで簡単に設置ができ、耐荷重も15Kg・30Kgが販売されているので、頭数によって選べそうです。
わが家は、「MEWOOFUN」というメーカーのハンギングタイプを、クローゼットの扉に付けていますが、板の長さや奥行きが狭いため、体の向きを回転させてココを上り下りするような使い方は、残念ながら一度もしていません。(画像左)
クローゼット上の棚に行きたいときの動線として時々使っていますが(画像右)、ガタンと左右に揺れるのが怖いようで、動かない対策を試しているところですが、今のところいい方法が見つかっていません・・

窓吸盤タイプ
窓に吸盤で取り付けるタイプは、ハンモックやお椀型などいろいろ出ていますが、今回はキャットステップタイプをご紹介。
こういったステップは1つだけ付いているよりも、登り降りできたり、他の家具をつたって回游できると楽しさが倍増します。
窓枠引っ掛けタイプ
腰高窓のサッシに引っ掛けるタイプの見晴台。
設置位置が調整可能なので、窓サッシがあればどんなタイプの窓にも設置でき、幅・長さともにゆとりがあるので、猫ベッド・見晴台・キャットステップとしても使えます。
わが家は、小さいサイズを腰高窓に設置してみましたが、2頭で乗れるように大きいサイズも検討しています。


いかがでしたでしょうか。
DIYが苦手な方も、市販のキャットステップを利用すれば、猫たちのお気に入りスポットは増やせますので、ぜひ取り入れてみてください!
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そんな方向けに、猫が猫らしく活き活き暮らせる「室内改善アドバイス」をオンラインでしています。
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猫を幸せにするアドバイザーとして、飼育トラブル・室内環境・保護活動・商品やプロジェクトのアドバイスや監修を行っています。保護猫シェルターの運営を経て、シェルターを持たない保護猫活動「AHAHA」を運営。(譲渡猫200、猫トラブル改善700以上)
資格:キャットライフアドバイザー/猫との住まいアドバイザー/ペット共生住宅管理士/犬猫行動アナリスト/愛玩動物飼養管理士2級 他