猫と暮らしたい人向け診断「セルフチェック」してみよう

新型コロナウィルスの影響で自宅で過ごす時間が増えた2020年は、ペットと暮らしたい人が急増しました。

世界中のペットショップや、そして一部の保護施設でも、犬や猫の動物が不足している状況だそうです。

保護動物たちに新しい家族が決まったという点は喜ばしいですが、数年後に飼育放棄されるペットが急増する未来も見えます。

そこで、「お家時間が増えたこんなときだから、猫と暮らしてみたいなぁ~」と思った方が、猫と暮らすための準備や心構えがあるかどうかセルフチェックできるような自己診断ブログを書きました!


「癒やされたい」「ひとり時間が寂しい・・・」だけで飼おうとしていませんか?

猫はとても可愛いし、幸せな気持ちにさせてくれます。
癒やされたり、ひとり時間の寂しさを埋めてくれることもあるでしょう。

ただ、自分の満たされない気持ちや時間を、猫と暮らすことで埋めたい思っているのだとしたら注意が必要です。

猫にも人間同様、心があり感情があります。

新しい環境や人に慣れるまでは、懐かないだけでなく威嚇や粗相、夜鳴きなどを繰り返すこともあります。

お部屋を汚されたり、夜鳴きでご近所さんからクレームがくる可能性もあります。

猫の性格にもよりますが、完全に慣れるまでに数ヶ月かかる子や、中には何年も懐いてくれない子もいますし、子猫の場合は元気すぎて、部屋が散らかったり寝不足が続く・・・なんてことも。

猫と暮らすということは、癒やしや愛情を猫からもらうことよりも、猫に与える気持ちが大切です。

ライフスタイルが変化しても、猫の快適な暮らしを維持できますか?

室内猫の平均寿命は15才ほど、20才ぐらいまで長生きする猫も増えています。

これから先のその期間に、自分におきるであろうライフスタイルの変化をできる限り想像してみてください。

例えば・・・

コロナウィルスが落ち着き外出することが増えたら、猫がお留守番ばかりで寂しい思いをしないでしょうか?

お子さんが欲しがったから迎え入れる場合、お子さんの興味・関心が他にできたり、自立して実家を出たあとに猫の面倒みる人はいますか?

高齢の方の場合、10~20年後も心身ともに元気で、そしてきちんと猫を看取ることができるでしょうか?

未来の結婚相手が、猫嫌いだったり猫アレルギーだったらどうしますか?


実際に、お子さんができたら、猫にかけられる時間や愛情が減ってしまう人は多いです。

これは実際にわたしが経験したケースですが、「子供が生まれる時に両親に危ないと猛反対された」、「生まれた子供が猫アレルギーだった」、「鳴き声で近所から苦情が出た」、などの理由で不本意ながら飼い猫を手放すことになったケースがありました。


不足の事態は誰にだっておこることではありますが、なにか問題が発生したときに、物言えぬ猫に負担がかからないような努力をしつくす覚悟があるでしょうか?

住環境をチェックしてみよう!

日本で猫と暮らす場合は、室内飼育となることがほとんどかと思います。

完全室内飼育は猫の自由を奪ってしまうことにもなりますが、室内でも充分快適に暮らせる工夫をしてあげたいですね。

猫には、広さよりも高さが必要なのですが、とはいえ都心部に増えている極小ワンルームのような空間だけが、猫にとっての全世界になるとしたら、それは監禁に近いかもしれません・・・

室内生活でも充分に体を動かせるスペースや、猫が好きな高い場所は用意できますか?

猫が好きな時に外を眺められる大きな窓や、日向ぼっこができる日当たりの良い部屋も最低限必要になります。

安定した収入と蓄えがありますか?

日常のご飯やトイレ用品などは大した金額ではありませんが、猫の医療費はかなりかかります。

検査入院や手術になった場合には、通常数十万円かかりますし、猫の生涯をとおして100万円の医療費を超えることは少なくありません。

ペット保険に加入した場合でも、おりる医療費は一部ですし、年齢や病気によっては医療費がおりないケースもあります。

お金が無いから助けてあげられなかった・・・とならないためにも、猫を飼うのは安定した収入や備えができてからにしましょう。

猫の生態や習性を学ぼう!

動物先進国のドイツやスイスでは、動物と暮らすにはライセンスが必要です。
事前にその動物について学ぶ必要があるのです。

日本は世界からみると動物後進国と言われていてライセンス制には程遠い状況ですが、自ら猫の生態や習性について学ぶ事はいくらでもできます。

猫の専門書などもたくさん出版されているので、猫が好きなこと・苦手なこと・危険なもの・猫の本能・体の仕組み・なりやすい病気・猫の体に良いごはん、について学んでおきましょう。

最近とても参考になった本を一冊、紹介しておきますね。
猫をお迎えする際に、大変役立つと思います。

先住猫がいる場合

一人っ子猫の遊び相手として、2頭目のお迎えを考える方も多いですが、猫は単独行動を好みます。

遊びたい盛りの幼少期や、小さな時から仲良く育った兄弟猫で無い限りは、一人っ子のほうが快適なのかもしれません。

一人っ子期間が長いほどその傾向は強まりますので、新しく迎え入れた猫と相性が合わずに逆にストレスを抱えてしまったり、病気になってしまう子もいますので、個々のパーソナルスペースが保てるような広さや動線があるかも確認の上、慎重に検討しましょう。

迎え入れる場合は保護猫を

セルフチェックの結果は、いかがでしたでしょうか。

最近は「保護猫」の認知も上がってきていますが、ペットショップ人気も根強いものがあります。

血統書の猫にこだわりたい人がペットショップで購入するのかもしれませんが、本当に血統書の猫ではないとダメなのか・・・なぜ血統書にこだわりたいのか、考えてみて欲しいです。

パピーミル」というワードで画像検索してもらえば分かりますが、日本のブリーディング環境は最悪です。
ケージに閉じ込められっぱなしの不健康・不衛生な両親から生まれた子猫たちも当然不健康な子が多いです。

ペットショップで購入するということは、パピーミルのようなお金のために命を雑に扱う拝金主義の流通や企業に、1票を投じているようなもの。

ペットショップで購入する人が減らない限り、パピーミルは無くなりません。

日本では年間3万頭近くの犬猫を殺処分していますし、飼い主が居なくて不憫な暮らしをしている野良猫もたくさんいます。

珍しい毛色や模様の猫は、血統書ではなくても保護猫の中にもたくさんいますので、猫カフェ・町の譲渡会・里親募集サイト・保護団体などで、運命の猫との出会いを探してみてください。

最後に、今回のブログを読み、不安が残った方は「今は飼わない」という決断も大切です。

長期的にみて飼うことが難しいかもしれない・・・と判断した場合、高齢の保護猫と迎え入れたり、保護猫に里親さんが決まるまでの間お世話をする「一時預かりボランティア」として、猫と暮らすという選択肢もあります。

また、飼うことはできなくても保護施設などのボランティアに参加して猫と触れ合いながら、未来のシュミレーションをしてみるのもいいかもしれません。

猫との暮らしは最高に楽しいものですヨ!

猫との暮らしや保護活動については、Instagramyoutubeでも発信しております♪