転売不可NFT「SBT」を作って送る方法

こちらのページでは、転売できない(ウォレット移動を禁止する)NFT「SBT(ソウルバウンドトークン)の作り方・送り方を解説していきます。

ググっても分からないことが多かったので、メモ代わりに記録しています。



SBTの作り方

SBTとは

通常NFTは、自由に誰かのウォレットに送ったり転売することができますが、SBTは一度受け取ったら他の誰かに送ったり転売することができません。(発行元に戻すことはできるようです)

その性質上、チケット・身分証・証明書などの使われ方をしていくと言われています。

コレクションページの作成

2022年12月現在、OpenseaでSBTのNFTを作ることができません。

thirdwebというサイトで、トランスファー(移動)を禁止するNFTコレクションを作ることができました。

では、さっそく始めていきましょう!

以下のリンクからサイトを開きます。
https://thirdweb.com/dashboard


画面中央または右上の「Connect Wallet」ボタンをクリックします。

「MetaMask」を選択し、接続します。

右上の「Deploy new contract」ボタンをクリックします。

「NFT Collection」ボタンをクリックします。

右上の「Deploy Now」ボタンをクリックします。

以下3点設定します。

●Image
 → コレクション画像(NFT画像とは異なる)
●Name
 → コレクション名
●Network Chain
 → 必要に応じてネットワークを切り替えます。

それ以外の項目は、ロイヤリティー受取り用アドレスやパーセンテージを設定できます。

後ほど変更できますが、変更のたびにガス代がかかるので注意が必要です。

「Deploy Now」ボタンをクリックします。

コレクションの作成にはガス代がかかります。ガス代を確認したら「確認」ボタンをクリックします。

コレクションページができました!

ちなみに、コレクションの編集は、メニューの「Settings」から変更できます。

変更するにはガス代がかかりますが、はじめに紛らわしい名前と画像を登録してしまったので変更することに…

変更できました ↓

しかし、Openseaで確認すると「コレクション名」「イメージ画像」が変更前のままだったので、 thirdwebと統一することに。(Openseaの変更は、ガス代不要でした)

NFTを発行

続いて、コレクションの中にNFTを作ります。

メニューから「NFTs」をクリックします。

以下2点設定します。

●Name
 → NFT名
●Media
 → NFT画像

「Mint NFT」ボタンをクリックします。

NFT発行にはガス代がかかります。ガス代を確認したら「確認」ボタンをクリックします。

NFTができました!

同じ手順で、テスト用に全部で3点作りました。

Openseaで確認すると、コレクションの中に先程作成したNFTが3点表示されています。

発行したNFTをSBTへ

続いて、NFTをSBT化していきます。

メニューから「Permissions」をクリックします。


Transferエリアの「Transferable」をクリックし、「Non -Transferable」を選びます。

「Update permissions」をクリックします。

NFTを選択できないので、コレクション全体がSBTに変更されるということのようです。

コレクションのSBT化にはガス代がかかりまました。
ガス代を確認したら「確認」ボタンをクリックします。

同じ画像データを複数SBT発行したい場合

Mint(NFTを作る)のガス代は、thirdwebではかかりましたが、Openseaでは2022年12月現在かかりません。

また、同じ画像データの複数同時Mintは、thirdwebではやり方が見つかりませんでしたが、Openseaでは「Supply」設定時に可能です。

ということは…

①「thirdweb」でコレクションをSBT化
② Openseaで①のコレクション内に「Supply」設定で複数同時Mint

上記のようなことが可能なのか?とやってみましたが、②で作ったNFTは thirdwebサイトに表示されず…。

やはり現状は、 thirdwebでポチポチ1つずつガス代を払いながらMintしていくしか無いようです。

SBTの送り方

メニュー「NFTs」に表示されているNFTから、送りたい(トランスファー)したいNFTをクリックします。

左上のタブから「Transfer」を選択し、「To Address」ボックスに送信先のウォレットアドレスを入力。

「Transfer」ボタンをクリックします。

トランスファーにはガス代がかかります。
ガス代を確認したら「確認」ボタンをクリックします。

トランスファーできました!

トランスファーしたNFTを確認すると、Owner(所有者)のウォレットアドレスが変わっています。

大量にSBTを発行するには不向きですが、それ程量が多くない場合は、ご紹介した流れで一枚ずつMint&トランスファーできます。

保護猫活動「AHAHA」を応援するファンクラブでは、2023年から会員証NFTを発行しています!