【猫との防災対策】地震大国の日本で生き延びるためにできること

災害大国の日本では、地震・大型台風・土砂災害・津波・噴火などがいつ発生してもおかしくないわけですが、普段から頻繁にニュースで被害状況を目の当たりにするぶん、免疫がつき慣れてしまったり、逆に諦めのようなものを感じている方もいるかもしれません。

だからといって、飼い主の防災意識が低いせいで、大切な飼い猫に何かあっては悔やんでも悔やみきれません。。。

わたしは、今の家に引っ越してきてから防災意識が高まりました。
なぜなら、台風や地震ですごく揺れる家だったからです。
(調べた結果、重量鉄骨造は揺れのエネルギーを分散させるため揺れるように建てられているようです。ご心配くださった方、ご安心ください。)

自分一人の身だったら自力でなんとかするのでしょうが、飼い猫2匹+保護猫をどう守ったらいいのか、知識をつけてできる限りの備えをする必要がありました。

防災対策といっても何から始めていいのかよく分からないですよね・・・

パッと思いつくのは備蓄や防災リュックの備えですが、過去の大地震で被害にあった方の大半は、地震発生直後に亡くなられています。

兵庫県南部地震では、犠牲者の92%が地震直後の14分で亡くなっている…という監察医の調査結果があります。家屋倒壊や家具転倒による圧死です。

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近年は、避難中に亡くなる災害関連死も増えていているので、「毛布が無いと底冷えする」とか「持病の薬は防災リュックに」などの避難体験者の声を参考に防災リュックの準備をすることも大切ですが、圧死した方々は「まず家屋の耐震対策を!」「何より家具を固定して!」といったことを声を大にして伝えたいのではないかと思うのです。

つまり、備蓄や防災リュックの準備より、地震発生直後に生き延びるための対策が大事なのではないかと…



猫と生き延びるための備え

建物・立地の災害リスクを下げる

持ち家の場合は、旧耐震( 1981年以前) の建物や、耐震強度が心配でしたら早めの耐震補強を。

賃貸の場合は、引っ越し物件を探す際に、ハザードマップをチェックしたり建物の耐震等級を確認することで、災害リスクを下げることができます。

古民家DIYがブームではりますが、建物の耐震補修がされているか確認が必要です。

住む場所にしばられない働き方をしているのでしたら、思い切って災害リスクが低い地域への転居を検討してみても。

プレートや活断層の場所や歴史から巨大地震の発生確率は予測できているので、転居先を探す際にはそれらも活用してみてください。

立地の安全を確認するのに、こちらも役にたちました。

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室内の災害リスクを下げる

大地震が発生すると、室内の家具は凶器に変わると言います。

猫たちの頭上に、家具やガラスや重たいものが落ちてこない対策は必須です。

背の高い家具は手放す

食器棚や本棚など、転倒の可能性が高い家具は思い切って手放してみることを検討してみます。

物を減らせば、収納家具をいくつか減らすことも可能です。

わが家では、胸の高さの家具が転倒する震災シュミレーションを見て、唯一の収納家具であるチェストを、最近手放しました。

家具を固定する

転倒の恐れがある家具は固定します。

釘を打たずに家具を固定できる便利な耐震グッズも増えていますので、最新グッズへのアップデートや、合せ技もオススメです。

強力な粘着シールタイプ ↓

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つっぱりポールは縦揺れで天井を突き破るケースもあるようなので、一枚板を天井とつっぱりポールの間に挟むと強度が増します。

収納スペースには、重たいものを下にするのが鉄則。
戸棚の扉や引き出しの飛び出し防止には、ストッパーを。

窓ガラス対策

災害時の割れた窓から飼い猫が脱走した話はよく聞きますし、ガラスの破片が凶器にもなるので、合わせガラス・網入りガラス・強化ガラス以外の一般的な窓には、飛散防止フィルムを貼っていきます。

風水害や、食器棚にも有効です。

わが家は昨年の冬、少し大きな地震と停電の一晩を経験しました。

いろんなものが落下してきて怖い思いをしたので、その体験とその後備えた対策はこちらにまとめています。

避難生活の備え

自宅で避難するのか…避難所へ行くのか…

猫との同行避難は想像しただけで大変そうなので、自宅の安全確認ができていれば在宅避難を選べるよう、予め準備しておきます。

猫と在宅避難するための備え

ご飯・水・猫砂は多めに備蓄し、日頃からローリングストック。

余震でのパニックや、割れた窓からの脱走を避けるため、ケージがあると便利です。日頃から「ケージ=安心できる場所」として使ってもらえるよう慣らしておきます。

また、ライフラインが止まった際にポータブル電源やカセットコンロがあれば、冬はホカペや湯たんぽ、 夏は扇風機を使って、暑さ寒さを乗り切ることもできます。

ポータブル電源はここ数年で備えやすい価格帯の商品が増えたので、わが家も最近購入しました。

わが家の扇風機を10時間ほど稼働できる容量のポータブル電源を備えていますが、ライフラインの復旧まで長期になることし想定し、ソーラーパネルの購入も検討しています。

ライフライン復旧までの日数によって備蓄が必要な量も変わってくるので、30年以内に起こる地震予測とライフライン復旧日数が住所で判断できる「地震10秒診断」が便利です。

わが家の診断結果はこんなかんじ(@神奈川県)

【震度5強】
90%の確率で発生
電気2日・ガス4日・水道7日止まる見込み

【震度6弱】
46%の確率で発生
電気3日・ガス12日・水道20日止まる見込み

電気は数日で復旧するけど、水道は地震の規模が大きくなれば1ヶ月ほど止まる可能性があります。

都心は復旧が早いんじゃ…と備蓄をしない方もいるようですが、逆なので注意が必要です。

ちなみにわが家はプロパンガスなので、ガスボンベは念のために3本だけ備えています。

水道が長期間止まった場合の備え

・飲水の備蓄を多めに
・食器が洗えないのでサランラップのストック
・トイレ用凝固剤を多めに
・ウェットティッシュや体拭きシート
・ウォータータンク

湯船に水を溜めたり、トイレにバケツで水を流すのは、特にマンションではひび割れから階下に迷惑がかかるとのことで禁止されています。

トイレ用凝固剤の備えは必須ですが、シニア向けの紙オムツは避難所でも使えそうですし、猫砂やペットシーツも45Lゴミ袋と合わせてトイレ替わりに使えます。

猫と同行避難する備え

避難時にゆっくり準備をする時間はありません。

家屋の倒壊や浸水、もらい火などの危険から逃げるように避難することになるので、防災リュックをパッと持ち出せる玄関に準備しておきます。

わが家で備えている猫のモノはこんな感じ。

ポータブルサークル・ポータブルキャリー・ポータブルトイレ・猫砂・スコップ・防臭袋・水受け・紙皿・サランラップ・フード・バスタオル・洗濯ネット・ハーネス・印刷した猫写真

また、素早く猫をキャリーケースに入れて一緒に避難する必要があります。

真夜中の停電時に真っ暗闇の中、それができるのか…

日頃から猫が怖がったときに逃げる場所を知っておくことや、ケージやキャリーバッグに自ら逃げてくれるよう日頃から安全な場所として使ってくれるような訓練が大事になってきますね。

地震は初動が大事

突如襲ってきた巨大な揺れの中で、身動きをとることは不可能だといいます。

直下型地震では地震速報が鳴るより先に揺れが来てしまいますが、震源地から離れていれば地震速報から揺れが来るまでの数秒で安全な場所に移動することは可能です。

その数秒に何をするかは、建物の立地と耐震性・室内の状況によって変わってくるかと思います。

わが家は廊下が一番安全だと判断し、日頃から少しでも揺れを感じたら避難訓練だと思って、 猫の居場所を確認しながら素早く廊下へ移動。ホイッスルと懐中電灯を手に持ち、猫たちにも廊下に来るよう声をかけるようにしています。

猫との防災について書かれている書籍もあるので、1冊読んでみるのも良いですね。

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いかがでしたでしょうか。

防災対策といえば、備蓄や防災リュックに目がいきがちですが、それらの準備を活かすためにも、まずは「生き延びる」備えが大事ですし、日頃のシュミレーションや訓練が、もしもの日に慌てず冷静に動くことにも繋がるのでは…と思っています。

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