寒い冬を乗り越える「野良猫ハウス」の作り方・アイデア一挙公開

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現代の野良猫は、異常気象や極寒極暑で生き抜いていくことが難しくなりました。

寒さに弱い猫が、越冬できるための野良猫ハウスの作り方や工夫をご紹介します。

「野良猫はいない・・」と思っていても人知れず生息しています。

集合住宅などでは設置が難しいかもしれませんが、一戸建てで置けるスペースがあるようでしたら、お金をかけなくても作れますのでぜひ優しいハウスをお願いします。



野良猫用の防水ハウス

発泡スチロールボックス

発泡スチロールは保冷・保温効果があるので、わが家は一年中玄関先に置いています。

6キロの猫が入れるサイズの発泡スチロールボックスをオンラインショップで購入し、入り口はカッターでくり抜き、雨風防止のドアを取り付けました。

中はダンボールで二重に囲い、タオルケットを下に敷いています。

蓋を開け、上から撮影

ボックスの上に、踏み石代わりの正方形レンガを2つ重しにしていますが、強風の日にまるごと飛ばされたので、今はハウスの置き場所を変えたりレンガを増やして様子をみています。

画像と同じ発泡スチロールボックスはこちら↓

発泡スチロールは、スーパーや魚屋さんなどで聞いてみるともらえることもあります。

ここから先は、Instagramで募集し皆さんから届いたアイデアや工夫をご紹介します。

情報や画像をお送りいただいた皆様、ありがとうございます!

ビニールハウス

家庭菜園用のビニールハウスも、雨風をしのぐことができます。

が、どうしても入り口から雨風が入ってきてしまうので、こんな風に二重構造にしておくのが良さそうですね。

なんと豪華な2階建てハウス!!!

ファスナーの一部を開けて出入り口に。

2段目は、側面を一部カットして出入り口にしています。

ドームタイプの猫トイレを、防寒ベッドとして使うアイデアもいいですね!

画像と同じビニールハウスはこちら↓

こちらのお庭では、一段タイプのビニールハウスも使われていて、ご飯やお水を飲むスペースになっていました。

ビニールハウスはサイズが豊富なので、「家庭菜園 ビニールハウス」で検索してみてください。

コンテナボックス/ストッカーボックス/ ホームボックス

いろいろな呼び名がありますが、ベランダなどに置いておけるプラ素材のコンテナボックスを活用されている方も多いようです。

出入り口は、キリを火で炙り穴を開けてから、のこぎりカッターでカット。

ギザギザした周辺は太いストローをはめ込んでカバーしています。

ボックスの内側にアルミの断熱シート(後述)でぐるりと囲い、毛布を入れ、ボックスの上からも毛布を掛けています。

画像と同じボックスはこちら↓

こちらのお宅でもビニールハウスを使われていて、豪華な2棟ハウスになっています。

ビニールハウスは二段目を外し、ダンボール・断熱アルミシートを敷いた上に発泡スチロールボックスを設置。

発泡スチロールボックスの中には、アルミシート・毛布・カイロを入れています。

画像と同じビニールハウスはこちら↓

通路の両側には風よけに、「冷気ストップボード」やダンボールを結束バンドでフェンスに固定しています。

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出入り口は、カッターで丸くカットし、ヤスリがけしていた方もいらっしゃいました。

寒さ対策

アルミ断熱シート

ハウスの内側の断熱材は、何が一番良いのでしょうか?

・ダンボール
・プチプチ(気泡緩衝材)
・アルミ断熱シート

こちらのサイトで温かさの計測実験がされており、結果「アルミホットンマット」が厚手で保温性も抜群でした。

8mmある超厚型が良さそうです。

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厚さ7mmのジョイントタイプもあります。

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カイロ・湯たんぽ

寝床には、毛布やフリースと併せ、カイロや湯たんぽを置いてあげている方が多いようです。

湯たんぽは低温やけどの心配があるので、低めの温度で作って4時間おきに入れ替えてあげる優しい方も。

雨や雪よけ

屋根がある場所に設置できても、風が強いとハウスの中まで濡れてしまいます。

上で紹介したビニールハウスの中に、コンテナボックスや発泡スチロールで二重構造にし、入り口を違う方向に付けられるとベストですが、設置スペースがあまり無い場合もありますね。

ワイヤーネット&防水シートでひさし

ワイヤーネットと防水シートでひさしを作るアイデアが紹介されていました。

ワイヤーネットを発泡スチロールボックスにガムテープで固定し、防水シートで海苔巻きのように包んでいます。

この方法であれば、台風でも水の侵入は無かったとのこと。

凍らない対策

ハウスの中に敷いたフリースやタオルは、水気を吸うと凍ってしまうので、濡れても凍らず保温性の高い藁(わら)をいっぱい中に敷いてあげると良いというご意見も。

イギリスでTNRボランティアされていた方が教えてくださいました。

また、プチプチ (気泡緩衝材)は、隙間の層に水が入り底に溜まらないため、上に敷くフリース類が濡れにくいそうです。

最後に

お庭に来る猫や、森の中で暮らす外猫たちのお世話をされている方々の、実体験からくるアイデアや工夫の数々をご紹介させていただきました。

2023年2月末、「10年に1度」級の大寒波が日本全国を襲いました。

そして、寒波があけた朝、乗り越えられなかった外猫たちの情報が私のところにポツポツと届きました。

私有地以外でお世話をしている餌やりさんは、凍える猫を前に何もできずに泣けたそうです。

自然の脅威を前にしてわたしたちに出来ることはほとんどないのかもしれません。

それでも、いてもたってもいられず泣きながらこのブログを書いています。

どこかの猫が助かってくれることを願って。

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