※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

「お世話している野良猫に、温かい猫小屋を用意してあげたい」
「自作してあげたいけれど、ムズカシクないかな?」
「市販の屋外用ハウスはどんなのがあるのか?」
寒さに弱い猫が、寒い冬を乗り越えるための野良猫ハウスの作り方を、分かりやすく解説。
外猫ハウス歴3年目のわが家の失敗例や購入先、インスタのフォロワーさんに聞いた「びっくりアイデア」も一挙公開します。
手作りが苦手な方には、購入するだけでOKな屋外用猫ハウスも、まとめてご紹介。
この記事を最後まで読めば、失敗しない猫ハウスを間違いなく用意することができるでしょう!
わが家の手作り外猫ハウス紹介
手軽な発泡スチロールボックス
発泡スチロールは保冷・保温効果があるので、わが家は一年中玄関先に置いています。
6キロの猫が入れる大きめサイズの発泡スチロールボックスをオンラインショップで購入し、入り口はカッターでくり抜き、雨風防止のドアを取り付けています。

購入したサイズ(外寸約62✕36✕H27cm)は1頭だとゆったり。
クッションやフリースなどをたくさん入れて、丁度いい感じになります。
風や雨よけになる入口の正解は?
14cmの幅があればほとんどの猫が通り抜けできます。
四角よりも円形の方が無駄な隙間が少ないので、まずは小さめの円形で入口を作り、猫がスムーズに出入りできているかを観察しながら調整します。
ハウス内には何だかんだ厚手の素材のものを敷くことになるので、入口は少し高すぎるかな・・くらいの位置が、雨や雪が内側に入りにくいです。

わが家の入口失敗談
わが家でお世話している外猫のマルジェラは、警戒心が強いので入口は大きめにしたのですが、出入りに慣れてから小さくすることがでず失敗しました・・。
また、ハウスを設置できる場所が、高台の風がよく吹き抜けるところのため、夏場は涼みによく来ていますが、冬場はとにかく寒い・・
しかし、風のとおり道に沿って出入り口を開けてしまったので、それも失敗ポイントでした。
もし、風の通り道がある場所に設置するなら、入口を開ける方向を気をつけてあげるか、二重構造のハウスがお勧めです。
失敗点を活かした猫ハウスに建て替え
3年目は、これまでの問題点を改善しつつ、新しいハウスを新築することにしました。
改善したい点
☑ わが家のスペースに、このハウスは大きすぎた
☑ 風のとおり道に沿って入口があるので風が吹き込んでしまう(サイズ的に向きを変えられない)
☑ ハウスに来る頻度が増えたので、二重構造にして床暖もいれたい!
市販の外猫用ハウスがいろいろと販売されていますが、悩んだ末に今回も、発泡スチロールと家庭菜園用のビニールハウスで自作することに。
外猫用の発泡スチロールボックス
今回は、すでに入口がカットされている発泡スチロールボックスを購入しました。
入口の直径は14cmなので、マルジェラはギリ通れるハズ!
入口の位置はもう少し上の方がハウス内が濡れにくいかもしれませんが、二重構造にするので問題なし。
6Kgのマルジェラにはやや窮屈気味なサイズですが、後述するビニールハウス以外に理想的なのが見つからず、フリースなどを詰めすぎないようにやっていきます。
大きめの猫や、厚手のフリースなど入れるならこちらのサイズが良さげです。
発泡スチロールの蓋も重要
前回の発泡スチロールの蓋は、風で飛ばされそうなゆるい閉じ具合だったため、本体と蓋をテープで留めていました。
今回の発泡スチロールは蓋がしっかり閉まり密閉感があり、テープで留める必要がありません。
湯たんぽやカイロなどの交換が頻繁なら、上からスムーズに開けやすいかも大事なポイントです。

【その後】
ハウス内で立ち上がったときに発泡スチロールの蓋が持ち上がってしまうか、蓋がズレているがありました。
蓋が浮かないよう、本体ごとマジックテープをぐるりと巻くようにしました。

断熱材はどれが暖かい?
ハウス内側の断熱材は、何が良いのでしょうか?
・ダンボール
・プチプチ(気泡緩衝材)
・アルミ断熱シート
こちらのサイトで温かさの計測実験がされており、結果「アルミホットンマット」が厚手で保温性も抜群でした。
わが家は、ダンボールを二枚重ねていましたが、2年目からは「超厚型アルミホットンマット8mm」を使っています。
ハウスの内寸の合わせて、ハサミでカンタンにカットできます。


ギンギラが苦手で入らない猫もいるようなので、その場合は上から段ボールを重ねてみてください。
【その後】
断熱材は、発泡スチロールの外側からするとより暖かいらしいので、余った「アルミホットンマット」を左右底背の4面に差し込みました。

家庭菜園用ビニールハウス
発泡スチロールハウスの周りを、家庭菜園用のビニールハウスを使って二重構造にしていきます。
一般的なビニールハウスは底面が露出していますが、底面もビニールで覆われているタイプを探しました。
全方位覆われているので保温性が期待できます。
また、入口にできそうな箇所が多いことも、選んだポイントです。
警戒心が強い猫は、二重構造の入口二箇所が離れていると、入らない可能性があります。
どちらの入口も重なる位置からスタートし、スムーズに出入りできるようになったら1つ目の入口は風のとおり道を遮る方向に移動できたらと思っています。

ハウスが飛ばされない工夫
発泡スチロールハウスは非常に軽いので、風で吹き飛んでしまいます。
2~3Kgのレンガを2つ、ハウスの上に乗せて重しにしていますが、強風の日にレンガごと飛ばされたこともあります・・。
外猫ハウスを選ぶ際、とんがり屋根にする必要性がないなら、重しをしやすい平らな屋根がお勧め。
重しができない形状ならば、杭が打てる場所への設置を検討してみてください。
底冷え対策
ハウスは地面にダイレクトに置くと底冷えするので、レンガなどを使って底上げ設置していきます。
わが家は、以前のハウスの蓋を一番下に敷き、底上げしました。
また、重しはハウスの上からではなく、ビニールハウスと発泡スチロールボックスの間にレンガを置くことで、蓋の開け閉めもラクに。

床暖(ホットカーペット、湯たんぽ、カイロ)
ハウス内には、湯たんぽやカイロなどを入れてあげると、猫の体温と相乗効果で室内が温かくなります。
わが家は、マルジェラが来る頻度や時間がバラバラな上に人馴れしていないので、マルジェラがハウスに入った後で、温かいアイテムを入れてあげることができません。
温かいアイテムを予めセットしておくことになりますが、いつ来るか分からないため、数時間おきに入れ替えが必要なタイプは向きません。
ハウスの近くに屋外用コンセントがあるので、いっそのことペット用のホットカーペットを常時ONにするのはどうかと考えました。
しかし、ハウス設置場所に屋根があるとはいえ雨や雪は吹き込んでくるため、コード部分は濡れることになります。
漏電やショートの危険レベルが全く分からなかったので、屋外で電源からホカペを付けている方に、どんな感じでやっているのか聞いてみました↓

ホットカーペット本体は濡れないことが必須で、コード部分もできるだけ濡れないように気をつけながら使っているようでした。
他にも、フォロワーさんたちが実際に使っているアイテムなどを丁寧に教えてくださった!!!
充電タイプのホットマットや、チンする湯たんぽを使われている方もいらっしゃいました。

24時間持続するペットボトル湯たんぽの方法も!

ポイントも教えてもらいました!
☑ 沸騰させたお湯をペットボトルに入れる
☑ 圧で蓋が緩まらないよう、ラップを巻く(「ピタッとラップ」か、薄くて伸びる安いラップが張り付きやすい)
☑ その上から、アルミホイルか断熱シートを巻き、さらにタオルなどを巻く
☑ ペットボトルが熱で縮むので、1週間ほどで交換
☑ 薄手のペットボトルの時は、念の為ビニール袋に入れる
☑ 猫の両脇から挟むように2本設置
これにより、コタツの中くらいポカポカになるそうです。
湯たんぽなども、アルミホイルで包むと持続しやすいそう。
桐灰カイロは24時間も温かさがレベチで持続するそうです!

24時間持続する方法がわが家には合っているので、桐灰カイロと「ペットボトル+アルミホイル」から試してみることにします。
人感チャイムで訪問をお知らせ
人感チャイムをハウスの出入り口付近に設置すれば、湯たんぽを交換したり、ご飯を出しやすくなります。
Wifi無しでもOKな人感チャイムなので、家から少し離れたお庭などでも120mの範囲でお知らせしてくれます。
詳しくはこちらのブログで↓
保温できる給水ボウルはこちらを使っています。
ここから先は、Instagramに届いたアイデアや工夫をご紹介していきます。
情報や画像をお送りいただいた皆様、ありがとうございます!
皆さんの外猫ハウスを聞いてみました
2F建てビニールハウス
ビニールハウスを活用する方法は、こちらの方を参考にしました。
なんと豪華な2階建てハウス!!!

ファスナーの一部を開けて出入り口に。

2段目は、側面を一部カットして出入り口にしています。
ドームタイプの猫トイレを、防寒ベッドとして使うアイデアもいいですね!

画像と同じビニールハウスはこちら↓
こちらのお庭では、一段タイプのビニールハウスも使われていて、ご飯やお水を飲むスペースになっていました。
コンテナボックス/ストッカーボックス/ ホームボックス
いろいろな呼び名がありますが、ベランダなどに置いておけるプラ素材のコンテナボックスを活用されている方も多いようです。

出入り口は、キリを火で炙り穴を開けてから、のこぎりカッターでカット。
ギザギザした部分でケガをしないよう、太いストローをはめ込んでカバーしています。
ボックスの内側にアルミ断熱シートでぐるりと囲い、毛布を入れ、ボックスの上からも毛布を掛けています。
画像と同じボックスはこちら↓
隣にはビニールハウスを置き、豪華な2棟ハウスになっています。
ビニールハウスは二段目を外し、ダンボール・断熱アルミシートを敷いた上に発泡スチロールボックスを設置。
発泡スチロールボックスの中には、アルミシート・毛布・カイロを入れています。

画像と同じビニールハウスはこちら↓
通路の両側には風よけに、「冷気ストップボード」やダンボールを結束バンドでフェンスに固定しています。
出入り口をカッターで丸くカットしたら、ヤスリがけしたハウス。
底上げもしていらっしゃる。

スチール倉庫
ホームセンターなどで入手できる、スチール倉庫を利用。
内側には、断熱材「スタイロ」で覆い(天井・床:厚さ4cm/側面:厚さ2.5cm)、出入り口にはビニールカーテンを下げています。

コード穴を開け、ヒヨコ電球(触れないよう背の高いブックエンドで区切る)、見守りカメラと温度計も、ハウス内でWifi常時稼働。
ヒヨコ電球は風を嫌がる猫にお勧めで、ハウス内は20-30度を保っているそう。
制作費用は、スチール棚が1万円、スタイロは2000円ほどとのことです。

雨や雪よけ
屋根がある場所にハウスを設置できても、風が強いとハウスの中まで濡れてしまいます。
上で紹介した二重構造以外では、こんなアイデアもありました。
ワイヤーネット&防水シートでひさし
ワイヤーネットと防水シートでひさしを作るアイデアが紹介されていました。
ワイヤーネットを発泡スチロールボックスにガムテープで固定し、防水シートで海苔巻きのように包んでいます。
この方法であれば、台風でも水の侵入は無かったとのこと。


凍らない対策
ハウスの中に敷いたフリースやタオルは、水気を吸うと凍ります。
イギリスでTNRボランティアされていた方から、濡れても凍らず保温性の高い藁(わら)を中に敷いてあげると良いというご意見をいただきました。
また、プチプチ (気泡緩衝材)は、隙間の層に水が入り底に溜まらないため、上に敷くフリース類が濡れにくいのだそう。

市販の屋外用猫ハウス
最近は、いろいろな猫ハウスが販売されるようになったので、購入してしまうのも良さそうです。
購入時には以下をチェックします。
☑ 飛ばされない対策ができそうか(重しや杭)
☑ 台風などで何かが飛んできた際の丈夫さ
☑ 入口の大きさや位置が適正か
☑ 入口以外に開閉しやすい箇所があるか
海外のブランド「CLAWSABLE」からは、ハイテクで超頑丈なペットハウスが!!!
インスタの投稿がわかりやすい。
奮発できる方はぜひ↓
保温ヒーター付きハウス!(※中国製)
室内に、寝袋型の猫ベッドを入れてあげるのも暖かそうです。
猫ハウスを動画で紹介
最後に、わが家の歴代ハウス制作時の、ショート動画を貼り付けておきます。
こちらのブログもオススメです。
保護猫活動アプリ「みんなで猫だすけ」
一時預かりマッチング/ボランティア仲間探せる/野良猫の保護完全ガイド
【猫のトラブル・お悩みSOS「オンラインアドバイス」】
関わってきた猫700頭以上の経験から、あなたの猫さんに合った方法をアドバイスいたします。
● 新しくお迎えした猫さんが、環境や人に慣れるまで
● 怖がり・凶暴・威嚇・夜鳴き猫さんとの向き合い方
● 家庭内野良・引きこもり・触れない猫さんの人馴れ
● 先住猫と新入り猫さんの、会わせ方・不仲問題
● 野良猫の保護から譲渡まで
【猫が猫らしく活き活き暮らせる「室内改善アドバイス」】
猫にとって「お家の中が世界のすべて」です。習性に合った刺激的で退屈しない環境づくりをご提案します。
● 猫さんが使うアイテムの適切な配置
● 安心と刺激が満たされる室内環境
● 猫さんに危険な箇所の対策
● 猫さんが喜ぶ遊び方やタイミング
● ワクワクするごはんやおやつの与え方

猫を幸せにするアドバイザーとして、飼育トラブル・室内環境・保護活動・商品やプロジェクトのアドバイスや監修を行っています。保護猫シェルターや、シェルターを持たない一時預かりプラットフォームの運営を経て、現在は「みんなで猫だすけ」アプリの開発・運営を行う。
資格:キャットライフアドバイザー/猫との住まいアドバイザー/ペット共生住宅管理士/犬猫行動アナリスト/愛玩動物飼養管理士2級 他