「みんなで猫だすけ」アプリを介して、野良猫に飼い主を見つけるまでの流れやポイントを解説します。

一時預かりをしたい方、一時預かりを探したい方は、必ずお読みください。


はじめに

「みんなで猫だすけ」は、保護の経験がなくても野良猫を見つけた人が自力でレスキューできるようサポートするアプリです。

保護団体・グループ・コミュニティー内で保護活動されている方が、アプリから一時預かりやボランティアを誘致・抱え込みする行為はご遠慮ください。

いずれ制限なくどなたでもお使いいただけるよう目指していますが、アプリの趣旨をご理解いただいた上でのご利用をお願いします。

用語の説明

保護猫
元野良猫や、飼い主がいないことで保護された猫

保護主
猫を保護した人(猫の所有権を持つ)

里親
保護された猫の新しい飼い主(譲渡により、所有権は保護主から里親に移る)

一時預かり
保護猫に里親が見つかるまでは、保護主が猫をお世話しますが、ペット不可などの事情があるケースでは一時預かりが代わりにボランティアでお世話をします。(猫の所有権は保護主)

一時預かりの登録

猫の飼育が可能な住居に住み、猫好きな方でしたら、アプリの一時預かり登録が可能です。

登録時の注意点
☑ ご家族全員の了承を得る
☑ 飼い猫・預かり猫に関わらず猫が4~5頭いる場合は登録は控える
☑ アカウントプロフィール(SNS含む)を埋めると問い合わせがきやすい
☑ 「問い合わせ可能なメールアドレス」はドメイン拒否や迷惑メールに分類されない設定を

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一時預かりを探す

一時預かりを探すのは最終手段

多くの方が以下の理由で自宅での保護を難しいと考えていますが、多くの一時預かりも同様の環境にありながら、創意工夫で猫を助けています。

☑ 先住ペットがいる
☑ 家族に反対された
☑ 猫アレルギーの家族がいる

まずは自宅で保護する方法を探り、家族と何度も話し合うことをお勧めします。

一時預かりにお願いすることで、大変になる点も多いです。

☑ 猫への環境変化によるストレス
☑ 時間・費用面で一時預かりの負担が大きい
☑ コミュニケーションの煩雑さ
☑ 人慣れがなかなか進まなくてもお願いし難い
☑ 猫の性格や特徴の把握がしづらい
☑ 里親募集に時間がかかることも

アプリで一時預かりを探す際のポイント

【近隣で探す】
移動による猫の負担に配慮し、近隣エリアで探します。

アプリの検索ボックス(図②)で、エリア検索をしてみましょう。

【保護してから探す】
猫を保護し医療ケアを済ませてから一時預かりを探します。

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一時預かりが受け入れを判断するための情報(性格・推定年齢・医療ケアや感染症の有無・人慣れ具合)は、保護して医療ケアをしなければ分からないことが多いです。トラブルを避けるためにもお守りください。

保護から一時預かりが見つかるまでは、自宅で保護するか、近隣で一時的に預かれる方を探します。

アプリ以外での一時預かりの探し方は、こちらを参考にしてください。

メールでやりとり

条件が合う一時預かりが見つかったら、アプリから問合せてみましょう。

事前にお伝えできる情報が多いほど、前向きに検討してもらいやすいです。

☑ 保護の経緯
☑ 自宅で保護できない理由
☑ 猫の情報(性別・推定年齢・性格)
☑ 医療ケアと結果(不妊去勢手術・ワクチン・ウィルス検査・駆虫・検便・尿検査など)
☑ 預かり期間中に必要な医療ケア
☑ いつから預かりをお願いしたいのか
☑ おおよその預かり期間

預かり期間

猫は環境の変化に弱いため、基本的に里親さんが見つかるまで預かれると理想的です。

おおよその目安
1才未満:数ヶ月
1才以上:1年以上かかることも多い

年令が上がるほど時間はかかる傾向にあり、人慣れしていない・健康上のハンディあり・2匹一緒、などの条件が加わると数年かかることも。

やむを得ず途中で預かり先を変える場合は、保護主が責任をもって新しい一時預かりを探します。

円滑なやりとりのために

見ず知らずの相手に猫を預ける・預かることは、お互いに心配や不安があります。

安心してやりとりできるよう、アプリのプロフィール欄(SNS含む)はできるだけ埋め、相手のプロフィールが空欄の場合は普段の様子が分かるSNSなどをメールで尋ねてみましょう。

また、猫を預ける前に、メール・ビデオ電話・事前訪問でのやりとりを重ね、不安な点があれば随時確認するようにします。

猫の安全のためにも、この先お伝えするステップは省かないようにしましょう。

ビデオ電話・事前訪問で顔合わせ

ビデオ電話や自宅訪問で、顔合わせをしながら詳細を打ち合わせします。

☑ ご家族全員と顔合わせ
☑ 身分証(コピー)と名刺の交換
☑ 室内の確認と脱走防止対策
☑ 役割を決める

ご家族全員と顔合わせ

猫の一時預かりについて、ご家族全員が賛成していて、詳細を把握しているとは限りません。

できる限りご家族全員と顔合わせしながら説明をし、納得いただいた上で猫をお願いするようにしましょう。

室内の安全確認・脱走防止対策・猫用品

猫が安全で快適に暮らせる環境であるか、いずれケージからフリーになった時の猫の行動スペースは全て、お互いに確認しあっておきましょう。

☑ 猫に危険な場所や物が無いか
☑ 衛生面
☑ 窓や玄関からの脱走の心配がないか
☑ ケージを設置する場所を検討

猫のお届けまでに必要な猫用品
☑ ケージ(2段以上)
☑ ケージの中にセットするもの(トイレ・猫砂・爪とぎ・猫ベッド)
☑ ご飯やおやつ
☑ オモチャなど

対策をお願いした箇所は、猫のお届け前までに画像や動画で確認します。

こちらのガイドも必ずお読みください。

役割を決める

一時預かりが協力・負担できる範囲は、一時預かりごとに異なります。

一般的なケースを参考に、一時預かり期間の一時預かりと保護主それぞれの役割を決めておきましょう。

一般的な役割:

後述する「一時預かり契約書」に、役割を書き込めるようになっています。

契約書の内容も、事前に双方で確認しておくとスムーズです。

一時預かり宅まで猫をお届け

猫のお届けは、週末や連休の前半がお勧め。ご家族が自宅にいて猫の変化に気付けると安心です。

猫と一緒にこれらの物を持参します。
☑ 匂いがついている愛用品(爪とぎ、猫ベッド、寝床に敷いていたタオルなど)
☑ 食べ慣れているフードや好物おやつを数日分
☑ これまで使用していた猫砂をシャベル1杯ほど(新しいトイレの猫砂に混ぜる)
☑ 一時預かり契約書

事前にお願いしていた脱走防止や安全対策があれば、確認した後にケージの中へ猫を移動させます。

一時預かり契約書を交わし、捺印後にそれぞれ1通ずつ保管しておきましょう。

一時預かり契約書はこちらからダウンロードできます >>>

新しい環境に慣れるまで数週間、ご飯を食べなかったり不安から夜鳴きをしたりすることも多いです。

LINEなどでまめにやりとりをしながら見守っていきます。

一時預かり中のやりとり

一時預かり期間中は、LINEチャットなどでマメにやりとりをし、里親さんが見つかるまでコミュニケーションをとっていきます。

保護主から
☑ 医療ケアのタイミングでアナウンス
☑ 里親募集の状況
☑ フードなど足りているか


一時預かりから
☑ 猫の様子をお伝え
☑ 里親募集用の画像や動画

里親募集

里親募集は保護主がメインで行いますが、里親募集チラシの掲示や拡散など、一時預かりも協力しながらやっていきましょう。

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譲渡会参加

譲渡会に参加する際は、一時預かりが立ち会うことで猫が安心できたり、里親希望者からの質問にもスムーズにお答えできます。

猫との面会

里親希望者と猫との面会は、一時預かり宅で行います。

別の場所で行うことは猫への負担が大きく、普段の猫の様子が里親希望者に伝わりにくいので極力避けてください。

里親希望者とのやりとり

里親希望者とのやりとりや、どんな方に譲渡するかを決めるのは保護主の役目ですが、一時預かりも納得できる方に譲渡するのが理想的です。

猫との面会のステップまできたら、里親希望者交えたグループLINEを作り、猫の質問に一時預かりからもアドバイスできると良いでしょう。

トライアル・譲渡

トライアル期間中のトラブル

猫の夜鳴き・食欲不振・ケージ脱走など、猫が一時預かり宅に来たときのトラブルは、里親宅でもトライアル期間中におこりえます。

一時預かりが保護主へ、アドバイスやサポートをしていきましょう。

また、それらのトラブルによってトライアルを中断し猫が戻ってくる可能性もあるので、一時預かりは別猫の預かりは控えます。

医療費の精算

一時預かり期間中に、一時預かりが立て替えた医療費は保護主が精算し、医療明細や証明書は譲渡時に保護主へ渡します。

譲渡後の見守り

譲渡後も、猫の様子をLINEなどで定期的に知らせてもらえるようにしておきます。

最近は、SNSに飼い猫の様子をアップする方も多いので、アカウントを教えてもらうのも良いでしょう。

保護主や一時預かりが、猫にとっての「実家」や「親戚」のような関係性が理想的です。