大人気Instagram @maihimemoco さんインタビュー


町の片隅で暮らす猫に、幸せで楽しくAHAHAと暮らせる家族に繫げる」をミッションに、保護場所を必要な方に繋げるプラットフォームAHAHA

立ち上がったばかりのAHAHAでは、猫の一時預かりボランティアさんのエントリーを増やしていくため、猫を保護することの楽しさを、今後皆さまにお伝えし続けていけたらと思っています。

maihimemoco取材

一時預かりボランティアの域を超え、楽しみながら猫の保護活動をしている方と言ったら、このお方!

Instagramにおよそ14万人のフォロワーを持ち、たくさんの保護猫をお世話しながら、個性豊かで愛らしい猫たちの姿を、明るく楽しく可愛く発信し続けている @maihimemoco さんのお宅にお邪魔し、インタビューをさせていただきました。

コトちゃん

キレイなオッドアイの白猫さん、「コトのおちり」という写真集も出版している猫界のアイドル、コトちゃん!

コトちゃん

「はじめまして~」の初対面で、テーブルの上で寛ぎ恍惚とした表情を浮かべるとは、流石はコトちゃん。
“ただ者ではない感” がハンパないです。

お水を飲むコトちゃん

いつなんどきどの角度から写真を撮られても良いように、 給水器の周りをグルリと回り込んで棚の下に入り込み、顔がバッチリ見える角度でお水を飲まれるプロ意識。

モコちゃん

こちらは、もうすぐ20才になるモコちゃん。
小顔で驚きました。ザビエル(首の飾り)効果も相まって、妖精のような愛らしさっ!

モコちゃん

巨大なサラダボウルのような中に、心地よさそうにすっぽりと収まってらっしゃいました。

20才になるモコちゃんと6才のコトちゃんと暮らす、飼い主のmaiさんが投稿するユニークで可愛らしいInstagramは大人気。

モコちゃんの成人式の振袖投稿 ↓

コトちゃんの可愛いおちり投稿 ↓

モコ&コトちゃんのファンの方が作ってくださった、モコ&コトちゃんがモデルのグッズの数々・・・

大切にキャビネットに飾られていました。

モコ&コトちゃんグッズ

そんなmaiさんが、猫の保護をはじめたのは今から4年ほど前にさかのぼります。
「コトのおちり」を出版した年の春、近所で野良猫が子猫を出産したと聞いて、放っておけなかったのがきっかけになったのだそう。

はじめての保護で、いきなり子猫5+4匹も保護するとは不安は無かったのでしょうか?

mai
mai
不安を考えるよりも先に、放って置いたら子猫たちは死んでしまうし、無事に育ったとしてもさらに増えてしまうと思い、意を決して子猫9匹を保護しました!
必死だったんです~

maiさん
いつも明るくて保護活動を心底楽しんでいるmaiさん

モコ&コトちゃんのファンは多く、Instagramには当時から5万人ものフォロワーさんがいました。

Instagramで里親募集を呼びかけてみると、お申込みが殺到。
あっという間に子猫たちに家族が見つかり、母猫も保護し家猫修行をした後に、里親さんに無事に送り出すことができたのだとか。

そんなこんなで、maiさんの保護活動は突如スタートし、4年半経った現在はなんと、69匹の猫を家族に繋ぎ、現在は72匹目を保護しているのだそうです。

そんなmaiさんのところへは、たくさんの猫の保護のご相談もInstagramに舞い込んでくるんだそうです。

全てをmaiさんが引き取ることはできないので、丁寧に保護のアドバイスをして、里親募集のサポートなんかもしてあげるのだとか。

mai
mai
皆さん一人でやるのは不安なんですよね。
誰かが背中を押してあげたりアドバイスしてあげることで、動きだせる人は多いんです。

保護活動してる人のところに、猫の相談は集中してしまうもの。
とはいえ、個人で活動している人は勿論のこと、保護団体でさえも抱えすぎてパンク寸前のところが多いのが現状です。

里親さんが見つかるまでの間、ご自宅で猫を保護してくださる一時預かりボランティアさんが増えれば、助けてあげられる猫は確実に増えます。

maiさん
猫の保護を迷われている方に、何かお伝えしたいことはありますか?
えん
えん

mai
mai
もしご飯をあげてお世話している野良猫がいるなら、迷わずお家に迎え入れて保護してあげてください。

外暮らしは想像以上に過酷です。
ある日突然現れなくなったり死んでしまっていたら一生後悔すると思います。

助けてあげたい猫を見つけた人が、自力で頑張って助けてあげられるとベストですよね。やり方さえ分かれば、あとはどれだけその猫を助けてあげたいか!という情熱次第。

AHAHAには、野良猫の保護の仕方を詳しく掲載しています。
助けが必要な猫に出会ってしまった方は、ぜひ参考にしながら、ご自身で保護してみてほしいと思います。

バスタブ猫

飼い主がいない野良猫を減らしていくには、TNRが大切だとmaiさんは言います。
(TNRとは、捕獲して不妊手術をして元いた場所に戻してあげること。)

mai
mai
これ以上野良猫が増えないようにTNRだけでもしてあげてほしいです。

でも、出来ることなら保護して家の中での暮らしをさせてあげたいですよね。

わたしが保護した 72匹の猫も可愛くなかった子はただの1匹もいません。

どの子も家族に愛され特別な存在になって欲しいです。

取材させていただいたこの日、まだ人馴れが完全ではないリツちゃんという猫が、取材の訪問に驚いて階段を駆け上がっていく姿を何度か捉えました(笑)
驚かせてごめんね、リツちゃん。

maiさんが保護した猫の中で、一番凶暴でビビりなのだそう。

mai
mai
どんなに凶暴で人馴れしていない子でも家猫になれます。
最初は甘え方が分からなくて怒っているだけなんです。

めげずに愛を伝え続ければちゃんと応えてくれますし、 日に日に心を開いてくれる猫たちがとにかく愛おしく胸キュンの連続です。

猫の保護や、一時預かりを躊躇している方も、ぜひ体験してほしいです。

私の2匹の愛猫が甲斐甲斐しくお世話してくれる姿を見られるのも幸せです。

いつも明るく保護活動を心底楽しんでいるmaiさんですが、保護活動で大変なこともありますよね?
えん
えん

mai
mai
猫のお世話に関してしんどいと思う事はないのですが、里親希望の方とのやりとりがしんどい時があります。

名前を聞いても『トライアルが決まるまでは教えたくない』と言われたり、条件的に合わなかったので丁重にお断りしても『あなたみたいな人がいるからペットショップがなくならないんだ!』と暴言吐かれたりと多々あります。
こういう方だと思ったから断ったということなのですが・・・

いつだって一番やっかいなのが、人間同士のやりとりだったりしますよね。

保護活動をしていて良かったことをたくさん語っていただきましたが、一番やっていて良かった!と感じることを最後に教えてください。
えん
えん

mai
mai
無事に優しい里親さんにつなげることが出来て、幸せに暮らしている姿を見続けられること!

インタビュアーのわたくしも猫の保護活動をする中で、「里親さんへ送り出すときに、お別れが寂しくないのですか?」とは、よく聞かれる質問だったりします。

保護や一時預かりボランティアをしたいと思った時に、最も気になる事なのかもしれないですね。

今はSNS時代なので、猫たちが譲渡後に幸せに暮らしている様子をSNSを通して知ることができます。手塩にかけてお世話してきた家族同然でもある猫たちが、本当の家族に出会って幸せに暮らしていることは、最大の喜びです。

寂しさが全く無いと言えばウソになりますが、自分のちっぽけな寂しい気持ちなんか吹き飛んでしまうほど、猫たちの幸せが嬉しいものなんです。

里親さんも含めて家族ぐるみのような付き合いが続くこともありますし、譲渡した数だけこちらの幸せも増していくんですね。

インタビューしている間モコ&コトちゃんは 、maiさんのお話に耳を傾けながら窓際で静かな時間を過ごしていました。

モコ&コト
モコ&コト

出窓上のBOXの中にも猫さん(笑)

出窓猫

取材中のモコ&コトちゃんと里親募集中の猫たちが登場する、ムービーを作りました!

maiさんの猫たちが付けている首の飾り「通称ザビエル」は、手先が器用なmaiさんのご家族やボランティア仲間たちで一つ一つ丁寧に作っていて、販売した利益が猫たちの保護活動費に充てられています。

イベント時や、期間限定でオンラインショップでも販売しているそう。

首輪が大の苦手なウチの猫2頭も、ザビエルは全く平気な様子でしたよ~
男の子は王子感が、女の子は妖精感が出て、見ている飼い主もニンマリしてしまうのでおススメです!

ウチの子は、くいだおれ太郎感がすごかったです(笑)

飼い主がいない猫を、未来の家族へとつなぐことができる一時預かりボランティアに少しでも興味を持っていただけましたら、「一時預かりボランティアって何するの?」も、ぜひお読みください~♪

AHAHAの一時預かりボランティアのエントリーは、現在東京・神奈川の一部エリア限定とさせていただいております。