猫毛・猫砂に強い掃除機比較|ツインバードからマキタへ買い替えレビュー

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はじめに

猫と暮らしていると、毎日の掃除機がけは欠かせません。

特に「猫毛」と「猫砂」。この2つにしっかり対応できるかどうかが、掃除機選びの最大のポイントだと思います。

私はこれまでずっと ツインバードのコード式掃除機 を愛用してきました。

保護猫シェルター運営時代から使い続け、これまでに5台ほどリピート購入。まさに生活の相棒といえる存在でした。



ところが今回、とうとう掃除機を倒して割ってしまい、思い切って新しい機種に乗り換えることに。

その相棒となったのが マキタのコードレス掃除機「CL107」 です。

この記事では、
☑︎ ツインバードを長年愛用してきた理由
☑︎ 買い替えにあたっての不安や条件
☑︎ 実際にマキタを使ってみた感想
☑︎ フォロワーさんアンケートで人気の掃除機ランキング

をまとめます。同じように「猫毛と猫砂に悩む猫飼いさん」に、きっと参考になるはずです。

ツインバード掃除機の良さ

ツインバードは、新潟県燕市に本社を置く日本の家電メーカーです。

大手と比べると知名度は控えめですが、実用性の高い小型家電を得意としており、「シンプルで使いやすい、しかも価格が手頃」と口コミで根強いファンが多い会社でもあります。

そんなツインバードの掃除機「TC-E123」は、私にとって「猫暮らしに最強の掃除機」でした。

☑︎ とにかくノンストレスな吸引力
☑︎ マットや布についた猫毛も常にキレイ
☑︎ どの猫砂も掃除機を持ち上げずにラクに吸う
☑︎ カップのゴミ捨てがラク
☑︎ 紙フィルターを水洗いすれば吸引力復活
☑︎ サイクロン式なので排気も安心

さらに工夫として、紙フィルターの周りにティッシュをぐるりと巻いておけば、フィルター洗いの頻度を減らせます。

わが家では、
☑︎ カップのゴミ捨て&ティッシュ交換:週1回
☑︎ 紙フィルターの水洗い:数か月に1回

このペースで十分でした。

音はやや大きめですが、それ以上に吸引力が優秀なので、使っていて気になることはほとんどありません。

実際、布団クリーナーで長年使っているソファーやマットレスを掃除した際も、「ダニちりセンサー」のライトがほとんど点灯しませんでした。

これは、毎日ツインバードでしっかり掃除を続けていたおかげだと感じています。

買い替えの経緯

そんなツインバードですが、倒して接続部分を割ってしまいました。

これをきっかけに「コードをずるずる引きずって掃除すること」への小さなストレスにも気づきました。

4.5メートルの電源コードでは長さが足りず、コードを抜き差しすることも手間なため、延長コードを引き回して家中を掃除していましたが…毎日やっていると、やはり運動だと思い込んでもプチストレス。

そこで、今回は「コードレスを試してみようかな」と思い始めました。

掃除機選びで譲れなかった条件

掃除機を2台持ちして使い分けている方も多いですよね。

ただ私はミニマリスト(風)の暮らし方をしているので、できれば1台で完結させたい派。

猫毛専用グッズなども、なるべく増やしたくないタイプです。

そんな私が掃除機に求めた条件を整理すると、次のようになります。

☑︎ 猫砂をストレスなく吸える吸引力
☑︎ マットやキャットタワーの猫毛も取れること
☑︎ できればコードレスで手軽に使いたい
☑︎ 自走式ローラーはNG(猫毛が絡まるから)
☑︎ 軽くてコンパクトで、毎日苦にならないこと
☑︎ そして、白くてシンプルな見た目

この条件を満たす機種を探した結果、マキタの「CL107」にたどり着きました。

マキタ CL107を使ってみたレビュー

マキタは愛知県に本社を置く日本の工具メーカーで、業務用の電動工具で有名です。

そのため掃除機も「業務用現場でガンガン使える」設計がベースになっており、シンプルさと耐久性が家庭用でも高く評価されています。

今回、私が選んだのはその中でも人気のコードレスモデル「CL107」。

まだ使い始めて間もないのですが、「良かった点」「気になった点」をまとめました。

良かった点

小回りがきく
ヘッドが小さいので、隅や狭い場所に強い。これまで移動させないとできなかったソファー下の掃除も、毎日できるのは助かります。

軽い
ツインバードよりも軽く、片手で持って移動もラク。
・ツインバード:約1.7Kg
・マキタ:約 1.1 kg(バッテリー含む)

ストレスフリー
コードレスの快適さはやはり大きい。ちょっとした毛や砂が気になったときに、すぐに掃除できる。

気になった点

腕の疲れ
ツインバードはヘッドが大きく重さを預けて掃除できたのに対し、マキタはヘッドが小さいので「持ち上げて動かす」感覚が強く、腕の往復回数が増えて疲れやすい。

吸引力の段階
「標準」だとフローリングの猫毛は吸えるが、マットや布類の猫毛は「強」以上が必須。感覚としては「マキタの強=ツインバード」。

電源ON時は「強」→「パワフル」→「標準」の順で切り替わる仕様。起動直後にしっかり吸わせるための設計だが、こまめに「標準」に切り替えないとバッテリー消費が早く感じる。


猫砂の吸い込み
ヘッド部分が平らな構造のため、横にスライドさせるだけでは大粒の猫砂は押されるだけで吸い込みません。

わが家で使っている木製猫砂も、ヘッドを少し持ち上げないと吸わず、「標準」では取り切れずに「強」以上が必要でした。

猫砂をスムーズに吸うには、ヘッド前側に適度な隙間があるタイプが理想ですが、商品ページに記載がないことも多く、マキタも例外ではありません。ここは正直マイナスポイントに感じます。

もっとも、わが家では猫砂が散らばっても手でトイレに戻す習慣があるため、大きな不便はありません。

ただ、鉱物系などの細かな猫砂(※横スライドで吸えるかは未検証)ほど散らばりやすいですし、トイレの数が多いご家庭でも、かなりのストレスを感じる可能性はあります。


自立しない
マキタの掃除機は業務用ベースの設計のため、ヘッドを立てて自立させることができない。壁に立て掛けるか、持ち手の紐をフックに掛けておくと転倒の心配がなさそうです。

バッテリーと充電器の大きさ
思った以上に大きい。コードレス掃除機全般の特徴ではあるが、設置場所は考える必要あり。

紙パックの交換頻度
ダストカップ式と違って手が汚れず清潔なのは便利ですが、容量はそこまで大きくありません。

ただ、猫毛やほこりがメインであれば、ゴミが圧縮されていくので、猫砂をどのくらい吸うかによって交換頻度が週1〜月1と大きく変わりそうです。

紙パックのランニングコストを減らしたいなら、カプセル式(CL108)を選ぶこともできます。その代わり、猫毛や細かいホコリがフィルターに絡みやすいので、定期的な水洗いは必須です。



さらに、マキタは純正のサイクロンアタッチメントを後付け可能です。装着するとゴミを前段で分離し、本体側にほとんど溜まらなくなるため、以下のようなメリットがあります。

紙パック式(CL107) → 紙パックの消費を大幅に減らせる
カプセル式(CL108) → フィルター目詰まりを軽減し、吸引力の持ちが良くなる

バッテリーについて(寿命・価格・長持ちのコツ)

マキタ CL107は10.8Vスライド式のリチウムイオンバッテリーを使用します。

フル充電での連続使用時間(公式)
・標準:約25分
・強:約12分
・パワフル:約10分

実際に使ってみると、普段は「標準」をメインにしつつ、マットやキャットウォークなど毛がつきやすい場所は「強」で掃除して、ワンフロア+階段を回っても吸引力が弱まる感じはありませんでした。

一方で、一戸建て全体を一気にかけたい方や、より長時間まとめて掃除したい場合は、上位モデル(14.4V・18V)の方が安心です。稼働時間も「標準で約40分以上」と長く、広い家向きの仕様になっています。

充電時間
フル充電までの時間は約22〜50分と、他社のコードレス掃除機(3〜4時間かかるものが多い)と比べても圧倒的に短いのが大きな特徴です。短時間で充電が済むので、予備バッテリーと併用すれば“ほぼ充電待ちなし”で使えます。


寿命の目安:充電回数500回前後 → 毎日使えば2〜3年

価格:純正品で1本あたり約6,000円

バッテリー長持ちのコツ
・毎日フル充電してOK
・使用直後は少し冷ましてから充電
・高温・多湿を避ける
・長期間使わないときは40〜60%残して涼しい場所へ
・充電器は満充電で停止する設計ですが、完了後に外しておくと安心
・予備を2本ローテすると1本あたりのサイクルが減り、体感寿命は伸びる

猫飼いさんに人気の掃除機ランキング(アンケート結果)

インスタのストーリーズで「猫飼いさんにおすすめの掃除機」を募集したところ、こんな結果になりました。

1位:ダイソン
2位:マキタ
3位:ツインバード
その他:日立「すごかる」「ラクかる」、シャープ「EC-VR35X」、ハイコーキ

型番までは不明ですが、一番多かったのはダイソンでした。

ただ、私は保護猫シェルター運営時代にダイソンを使ってみて、たまたま使った機種がそうだったのか「持ち上げないとどの猫砂も全く吸えない」「本体が重い」「音が大きい」「猫毛がローラーに絡まる」「数か月で壊れて修理もできなかった」と散々な経験をしたため、ダイソンに対しては「雑すぎるっ!」という印象が強く残っています(笑)

実際に「吸引力が特別強いのではなく、落ちにくいだけ」「吸っているように見えて、ローラーに毛が絡まっているだけ」と指摘されることもあり、口コミやレビューでも「吸わない」という声は今でもよく目にします。

一方で、最近のモデルでは改善されている可能性もありますし、「ダイソンが一番いい」と感じる方が多いのも事実です。

好みや暮らし方によって合う掃除機は違いますが、私にとっては細やかなところに配慮がある日本メーカーの方が、実際にストレスなく使えており、見た目もシンプルが好みです。

その他の人気掃除機と特徴

今回のアンケートでは、ダイソン・マキタ・ツインバード以外にもいくつか名前が挙がり、商品名も教えてくださったので、ここでは簡単にご紹介します。

日立「すごかる」「ラクかる」

特徴:とにかく軽さが売りで、片手でもラクに扱えるのが魅力。(すごかる:0.97Kg/ラクかる:1.1Kg)

シャープ「EC-VR35X」

特徴:立ったまま吸い込み口をカンタン着脱。バッテリー2個付き。

ハイコーキ(18V/36Vシリーズ)

特徴:工具メーカーらしくバッテリー性能が高く、吸引力もパワフル。

まとめ

今回、私自身はツインバードからマキタへと乗り換えましたが、今でも ツインバードはコード式では最強 だと思っています。

本当は「1台に絞りたい」と思ってマキタを選びましたが、ツインバードも部品パーツを買い足せばまだ使えるので、しばらくは手元に置いておく予定です。

今後、マキタだけで十分か、シーンによってツインバードと併用した方が快適かは、使いながら考えていこうと思います。

掃除機選びに「これが絶対正解」というものはなく、暮らし方や猫との関わり方によってベストは変わる と改めて感じました。

このブログが、皆さん自身の掃除機選びを考えるきっかけになれば嬉しいです。