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大好きな猫に突然噛まれた経験はありませんか?
実はこれ、多くの飼い主さんが経験している一般的な問題なんです。
インスタグラムでのアンケート結果によると、なんと80%もの方が「突然噛まれた経験がある」と回答しています。
なでなでしていた時の予期せぬ噛みつきに、戸惑った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、愛猫との良好な関係を築くために、なぜ猫が突然噛むのか、その理由と対処法について「猫を幸せにするアドバイザー」のえんが詳しく解説していきます。
目次
なぜ猫は突然噛むの?飼い主が知るべき理由
私たち人間からすると「急に態度が変わった」ように見える猫の噛みつき行動。
実は、猫からすると何らかのメッセージを発しているのです。
その原因は一つではなく、複数の要因が重なって起きていることも多いのです。
まずは主な原因について見ていきましょう。
意外と多い静電気ストレス
寒い季節になると特に注意したいのが静電気の問題です。
猫の背中を手のひら全体で撫でると、パチパチと静電気が発生しやすくなります。
これを非常に不快に感じる猫が多いのです。
実は、猫同士のグルーミングを観察すると、とても興味深い発見があります。
彼らは決して大きな面積を一度に舐めることはせず、小さな範囲を丁寧に、細かく舐めていきます。
このような猫本来の習性を理解し、私たちも指先を使って優しく、小さな範囲をマッサージするように撫でることで、猫との触れ合いがより快適なものになります。
特に顔周りや頭部は、猫自身ではグルーミングが難しい部位を優しくマッサージするように撫でてあげることで、より良好な関係を築くことができます。
静電気対策として、加湿器を使用したり、撫でる前に手を軽く湿らせたりするのも効果的です。
見逃されがちな「もう十分」のサイン
多くの猫が撫でられることは好きですが、人間が思うほど長時間の触れ合いを望んでいない場合があります。
実は猫は噛む前に、いくつかの明確な警告サインを出しているのです。
まず注目したいのが耳の動きです。後ろに倒す「イカ耳」や、真っ直ぐ上に立てる動作は要注意サインです。
次に尾の動きも重要なメッセージとなります。ピシピシと強く振る動きは、喜びのゆったりとした尾の動きとは異なり、イライラのサインかもしれません。
撫でている部分の皮膚が波打つように痙攣したり、突然動きを止めて固まったりする様子も見られるかもしれません。これらも不快感の表れです。
スマートフォンを見ながらの「ながら撫で」では、これらの大切なサインを見逃してしまいがちです。
愛猫とのコミュニケーションの質を高めるためには、しっかりと観察することが大切です。
過敏性症候群について知っておきたいこと
猫には過敏性症候群と呼ばれる症状があります。この症状がある猫は、短時間の触れ合いでも不快に感じたり、突然の音に過剰に反応したりすることがあります。
過敏性症候群は、特に5歳未満の若い猫に多く見られます。
この症状が疑われる場合は、むやみに触れることを控え、静かで落ち着いた環境を整えることが大切です。
普段から大きな物音を立てないよう気をつけ、ストレスの少ない環境づくりを心がけましょう。
以下のような特徴が見られる場合は、過敏性症候群の可能性を考えてみましょう
☑ 過剰なグルーミング行動が見られる
☑皮膚がピクピクと痙攣することが多い
☑短時間の触れ合いでも嫌がる様子を見せる
☑突然の物音にびっくりしやすい
遊び方に起因する噛みつき行動
子猫時代に兄弟と遊んだ経験が少ない猫は、適切な遊び方や力加減を学ぶ機会が少なかったかもしれません。
特に、手で直接遊ぶ習慣をつけてしまうと、成長後も手を遊び道具と認識して噛みつく可能性があります。
小さな子猫を見ると、つい手で遊んであげたくなるものですが、これは避けるべき行為です。
子猫の頃は可愛らしく痛みも少ないものの、成長するにつれて力も強くなり、大きな怪我につながる可能性があります。
噛みつきの習慣がついてしまった場合、叱ったり急な反応を示したりすることは逆効果です。
痛がる声を出したり、急に手を引っ込めたりすると、その反応自体が猫にとって面白い反応となり、さらに行動がエスカレートする可能性があります。
代わりに、静かにその場を離れることで「楽しい遊びが終わってしまった」という学習につながります。
この対応を続けることで、徐々に改善が見られるようになります。
意外な原因、スキンケア製品の影響
最後に見落としがちなのが、飼い主の手に付いている化粧品やハンドクリームなどの影響です。
猫は自分の体を舐めてグルーミングする習性があるため、私たちの手に付いた化粧品が猫の体内に入ってしまう可能性があります。
メイクやヘアセットをした後の手には、意外と多くの化粧品が残っています。
これらの成分を嫌がる猫もいますし、体内に入ることで健康に影響を与える可能性もあります。
化粧品を使用した後は、しっかりと手を洗ってから猫に触れるようにし、猫に無害なハンドクリームを選ぶようにしましょう。
こちらのハンドクリームは、犬猫が飼い主の手を舐めても害が無い天然由来成分100%。ベタつかないので夏も使いやすかったです。
肉球クリームにも使われているホホバオイルは、ハンドクリームとしてはもちろん全身使え(クレンジングやヘアオイルにも)、ポンプ式なのでいつでもサッとケアでき重宝しています。
※ホホバオイルは精油に分類されますが恐らく大丈夫(気になる方は調べた上で自己判断でお願いします)
愛猫との信頼関係を深めるために
これまで見てきた原因を理解した上で、より良い関係づくりのために実践したいポイントをご紹介します
1. 環境を整える:適切な室温と湿度を保ち、静電気の発生を抑える
2. 観察を大切に:スマートフォンは置いて、猫の反応に集中する
3. 適切な遊び方:おもちゃを活用し、直接手では遊ばない
4. 清潔な手で触れる:スキンケア製品使用後は必ず手を洗う
5. 警告サインを理解:不快感のサインに気づいたら、すぐに手を引く
まとめ:焦らず、じっくりと信頼関係を築いていく
突然の噛みつきは、実は猫からの重要なメッセージです。
その原因を理解し、適切に対応することで、より深い信頼関係を築くことができます。
一番大切なのは、猫のサインを見逃さないよう、しっかりと観察することです。
これらの対策は、一朝一夕には効果が表れないかもしれませんが、継続することで必ず改善が見られますので、焦らずゆっくりと愛猫との関係を育んでいきましょう。
信頼関係が深まれば、より豊かな時間を共に過ごすことができるはずです。
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猫を幸せにするアドバイザーとして、飼育トラブル・室内環境・保護活動・商品やプロジェクトのアドバイスや監修を行っています。保護猫シェルターや、シェルターを持たない一時預かりプラットフォームの運営を経て、現在は「みんなで猫だすけ」アプリの開発・運営を行う。
資格:キャットライフアドバイザー/猫との住まいアドバイザー/ペット共生住宅管理士/犬猫行動アナリスト/愛玩動物飼養管理士2級 他