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こんにちは、「猫を幸せにするアドバイザー」のえんです。
今回は、猫と一緒に快適な夏を過ごすための室内環境づくりについてお話しします。
猫の熱中症予防や快適性を考慮した工夫を詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
猫にとっての快適温度とは?
まず初めに、猫にとっての快適温度について理解しておくことが大切です。
猫と人間の温度感覚の違い
実は、猫の快適温度は意外と高めなんです。
飼い主の適温よりも大体2度ほど高いと言われています。
つまり、飼い主が「ちょっと暑いかな」と感じる程度の温度が、猫にとっては丁度良いということになります。
エアコン設定の工夫
夏場、多くの家庭ではエアコンを常時稼働させていると思います。しかし、人間基準の温度設定では猫にとって寒すぎる可能性があります。そこで、以下のような工夫がおすすめです
1.エアコンは弱めの設定で常時稼働させる
2.猫が自由に移動できる環境を整える
3.部屋ごとに温度差をつける
これらの工夫により、猫が自分で快適な場所を選べるようになります。

猫が快適に過ごせる室内環境づくり
それでは、具体的にどのような環境づくりが効果的なのか、詳しく見ていきましょう。
部屋の仕切り方の工夫
引き戸の活用
引き戸がある場合は、開け具合を調整することで簡単に温度差をつけることができます。
例えば、エアコンがある部屋とない部屋の間の引き戸を、猫が通れる程度に少し開けておくのがおすすめです。
これにより
☑ 猫は自由に行き来できる
☑ 寒いと感じたらエアコンのない部屋へ
☑ 暑いと感じたらエアコンのある部屋へ
というように、猫自身が温度調整できるようになります。

開き戸の場合
普通のドアの場合は、ドアストッパーを使って調整するのがおすすめです。
完全に開放するのではなく、半開きの状態でストッパーを設置しましょう。
これにより
☑ エアコンの風が程よく行き渡る
☑ 猫の移動の自由を確保
☑ 地震時の閉じ込め防止にも効果的

布やのれんの活用
部屋の間に扉がない場合は、布やのれんを活用しましょう。
☑ 長めののれんを設置
☑ 床から30cm程度開けて猫が通れるようにする
☑ エアコンの冷気や暖気を逃がさない効果も

避難スポットの用意
ワンルームなど、部屋ごとの温度調整が難しい場合は、猫が冷風から避難できるスポットを用意しましょう。
☑ ドーム型ベッド
☑ 猫用トンネル
☑ 段ボール箱(入り口をカットしたもの)
これらを設置することで、猫は自分で快適な場所を選べるようになります。

床材の工夫
床面の温度にも注目しましょう。暑さ寒さに応じて、猫が選べるよう複数の選択肢を用意するのがポイントです。
☑ あたたかい場所:布製マットを敷く
☑ ひんやりした場所:フローリングをそのまま活用
☑ ペット用ひんやりマット:ステンレスや大理石素材のものを置く

名入れ可能な大理石ひんやりベッド
アルミタイプのひんやりベッド
特別な配慮が必要な猫への対応
すべての猫が自由に動き回れるわけではありません。
特別な配慮が必要な猫たちへの対応も押さえておきましょう。
ケージ猫への配慮
保護したばかりの猫や、ケージで生活している猫は自由に移動できません。そのため、以下の点に注意が必要です
☑ エアコンの風が直接当たらない場所にケージを設置
☑ 窓際に置く場合は日差しに注意
☑ 強い日差しは1時間でも熱中症の危険あり
☑ レースカーテンなどで日差しをカット

高齢猫への配慮
高齢の猫は温度感覚が鈍くなっていることがあります。
そのため
☑ 同じ場所に長時間いないよう気をつける
☑ 窓際での長時間の睡眠に注意
☑ エアコンの風を直接浴び続けないよう配慮

まとめ:猫と快適に夏を過ごすためのポイント
ここまで、猫と快適に夏を過ごすための室内環境づくりについて詳しく見てきました。
最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。
1.猫の快適温度は人間より2度ほど高め
2.エアコンは弱めの設定で常時稼働が基本
3.猫が自由に移動できる環境を整える
4.部屋ごとに温度差をつける工夫を
5 .避難スポットや温度の異なる床面を用意
6 .保護猫や高齢猫には特別な配慮を
これらのポイントを押さえた室内環境づくりで、愛猫との快適な夏をお過ごしください。
少しの工夫で、猫の熱中症予防にもつながります。
今回の内容はショート動画でもご覧いただけます。
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猫を幸せにするアドバイザーとして、飼育トラブル・室内環境・保護活動・商品やプロジェクトのアドバイスや監修を行っています。保護猫シェルターや、シェルターを持たない一時預かりプラットフォームの運営を経て、現在は「みんなで猫だすけ」アプリの開発・運営を行う。
資格:キャットライフアドバイザー/猫との住まいアドバイザー/ペット共生住宅管理士/犬猫行動アナリスト/愛玩動物飼養管理士2級 他