【猫の人馴れ訓練には孫の手】必ず人馴れするステップ解説

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

人馴れしない猫に困っていませんか?
●家族に迎えた猫が人馴れしない
●触れないまま時が過ぎ、家庭内野良化している
●保護した猫を譲渡するため、人馴れさせる必要がある

こちらのブログで知れること
●人馴れ訓練のステップ
●猫を怖がらせない人馴れ
●伸びる孫の手の使い方



猫の人馴れ訓練 可愛そう?

「怖がらせては可愛そう…」と、人馴れを諦めてしまっている方も多いかもしれません。

一時的に怖がらせてしまったとしても、早い段階で人馴れをさせ飼い主さんとの楽しい暮らしを目指すのと、「怖い人間」と一つ屋根の下ビクビクしながら生涯暮らすのでは、どちらが猫にとって幸せでしょうか…

こちらのページでは、できるだけ猫を怖がらせない「人馴れ訓練」をステップごとにご紹介していきます。






猫の人馴れ訓練  オススメは「伸びる孫の手」

はじめに、オススメの孫の手を紹介します。

こちらの孫の手は51cmまで伸びるので、猫との距離を充分に保ちつつスキンシップができ、人慣れ度に合わせて短くしていくことができる優れものです。

百均にも伸びる孫の手はありますが、長さがやや短かったり、先っちょのプラスチック素材を嫌がる猫も…

68cmまで伸びる孫の手も見つけました。
上の孫の手よりは若干ヘッド部分が大き目です。

猫の人馴れ訓練 近づき方

猫とスキンシップするために1メートルの距離に近づく必要があります。

近づくと逃げる猫は、人間から恐怖体験を受けたりトラウマを抱えているので、「目の前の人間は怖くない」ということを時間をかけて知ってもらう必要があります。

怖がる猫にやってはいけないこと

・急に近づく
・ドスドスと近づく
・猫より上から近づく

怖がる猫に近づくときは

☑ 逃げないゆっくりさで
☑ 静かに
☑ 猫より位置を低く

ほふく前進のことも

猫のペースで/怖がったらやめる

1メートル範囲に近づけるようになるまでは、何もせずにただ側にいることに慣れてもらいます。

イカ耳や逃げようとする様子があればそれ以上は近づかず、様子が落ち着いたら気づかれないゆっくりさで少し近づく、を繰り返してみてください。

猫の人馴れ訓練 話しかける・臭いを嗅がせる

1メートルの距離に近づけるようになったら、次のステップに進みます。

話しかける

まず、高くゆっくりなトーンで猫に話しかけます。

猫は、声のトーンからいろいろなことを受け取っているので、「これから楽しいことをするよ~」ということを伝えます。

孫の手の匂いを嗅がせる

猫は視力が悪く、急に自分に向かってくるものを怖がります。

孫の手の先を、下の方からゆーっくり猫の鼻先に近づけて、臭いを嗅いでもらいましょう。

「コイツがナニモノか」ということを、 猫が得意な嗅覚で知ってもらい安心してもらいます。

毎日嗅いでもらっているうちに「あぁ、いつものコレね。怖くないやつね」と、安心して人馴れ訓練に入ることができます。

猫のペースで/怖がったらやめる

もし、鼻先に近づける前に、逃げたり激しいイカ耳や猫パンチがあったら、それ以上は何もせず、話しかけるだけで終えます。

それを毎日繰り返すことで、「近づいてきても怖いことは何もされない」ということを学習してくれます。

猫の人馴れ訓練 顔まわりから

孫の手の臭いを嗅いで怖がる様子が無ければ、孫の手でゆーっくりアゴ下を撫でてみます。

大丈夫そうであれば、おでこの辺りも撫でてみます。

力を入れてガリガリしたり動きを早めたりせず、小鳥の頭を撫でるようにゆっくり優しく撫でるのがポイントです。

少しでも怖がる様子(イカ耳や後退)があればストップします。

猫の人馴れ訓練 撫でられる場所を増やす

顔まわりを撫でることに慣れてきたら、体も孫の手で触るチャレンジをしてみます。

・前足
・後頭部や首の後ろ
・背中
・お尻
・お腹

一般的には、上から下に向けてハードルが高くなっていきますが、触られるのが好きな場所は猫によって異なるので、撫でてみても抵抗が少ない場所から、少しずつ触れる場所を増やしていきます。

猫の人馴れ訓練 反対の手で撫でる

孫の手で、体全体を撫でることに慣れてきたら、孫の手を持つ反対の手で撫でることにチャレンジします。

バレないようにするのがコツなので、こちらに背中を向けているときがチャンス。

孫の手で撫で撫でしながら、時おり反対の手で撫でるのを交ぜてみます。怖がる様子がなければ、手で撫でる頻度を少しずつ増やしてみましょう。

途中から「それ手じゃね?」と気づいていても、撫で撫での心地良さのようが勝れば、そのまま気づかないフリで触らせてくれるようになります。

警戒心が強い猫には

警戒心が強い猫は、こちらに背中を向けてはくれず正面からじっと観察され続けることも…

その場合は、伸びる孫の手の長さを毎日数センチずつ短くしていき、最短で撫でることに慣れたら、孫の手を持つ手でそっと撫でてみます。

嫌がる様子がなければ、孫の手と素手を交互に繰り返し、素手で撫でる頻度を増やしていきます。

ここまで触れるようになれば、人間への恐怖心はだいぶ減っています。

オモチャを使った遊びやおやつなども効果的に使いながら、毎日猫との楽しい時間を積極的に設けていくことで、さらに人馴れしていくようになります。

ケージにいる猫と仲良くなる方法はこちら

隠れたまま出て来ない猫の「脱ひきこもり」はこちら

いかがでしたでしょうか。

こちらに書いたステップが数日でできるようになる猫もいれば、1年以上かかる猫もいます。

性格やこれまで過ごした環境によってさまざまなので、焦らずに猫のペースに合わせて根気強く続けていくことが大切です。

毎日少なくとも30分(朝晩分けても)正しいやり方で向き合えば、どんな猫も必ず人馴れしてくれます︎。

「人馴れしない」猫のご相談で、猫さんとのやりとりをたくさん見させてもらいましたが、人馴れが進まない原因は以下がほとんどです。

① 怖がる猫に遠慮して距離が縮まらない
② 怖がる猫の様子に気づかずやり過ぎてる
③ 「人馴れ訓練」の時間が少ない

①②の判断はご自身では難しいところがあるので、猫の様子をビデオ電話で見ながらアドバイスさせていただくオンライン相談も、お困りの方はご利用ください。

【猫のトラブル・お悩みSOS「オンラインアドバイス」】
関わってきた猫700頭以上の経験から、あなたの猫さんに合った方法をアドバイスいたします。
● 新しくお迎えした猫さんが、環境や人に慣れるまで
● 怖がり・凶暴・威嚇・夜鳴き猫さんとの向き合い方
● 家庭内野良・引きこもり・触れない猫さんの人馴れ
● 先住猫と新入り猫さんの、会わせ方・不仲問題
● 野良猫の保護から譲渡まで

【猫が猫らしく活き活き暮らせる「室内改善アドバイス」】
猫にとって「お家の中が世界のすべて」です。習性に合った刺激的で退屈しない環境づくりをご提案します。
● 猫さんが使うアイテムの適切な配置
● 安心と刺激が満たされる室内環境
● 猫さんに危険な箇所の対策
● 猫さんが喜ぶ遊び方やタイミング
● ワクワクするごはんやおやつの与え方