【猫の飼育初期】ケージにできる工夫とNG行動

猫をお迎えする際の「ケージ」についてまとめていたら、気づけばシリーズ化になってきました。

前回・前々回では、「猫を新たにお迎えした際のケージの必要性と選び方」「ケージの設置場所」について解説しているので、必要な方はそちらも合わせてお読みいただけたらと思います。


今回のブログでは、以下についてまとめています。

・ケージにできる工夫と注意点
・ケージ生活の猫にやってはいけないこと





ケージにできる工夫と注意点

ケージ生活の期間は、新しい環境と飼い主への猫の慣れ具合によって、数週間から数ヶ月続きますので、安全で快適に過ごせるようケージ内の準備を整えていきましょう。

脱走防止対策

ケージから出たがる子が多いので、脱走対策をしっかりしておきます。

環境と人に慣れていない状態でケージから出てしまうと、玄関や窓から脱走を試みたり、人の手が届かない隙間に隠れてしまったりと、安否や状況が確認できず危険です。

ケージの扉が横スライドではなく、手前に開くタイプは、猫がその気になれば隙間を広げて脱走してしまいますので、繰り返し使える結束バンドなどで脱走対策をしておきます。

また、ケージの掃除中に脱走を試みる子も多いので、トイレが取り出せずに扉を開けたまま掃除しなくて済むよう、サッと外へ引き出せるサイズのトイレがオススメです。

掃除機の音を怖がる子には、ミニほうきが便利です。

万が一、ケージから脱走してしまったことを想定し、玄関と窓の脱走防止対策もしておきましょう。

籠もれる場所

狭くて暗い場所を好む猫にとって、ケージの中に身を隠せる場所がないと得にこの時期は大きなストレスになりますので、猫が安心できるような寝床を兼ねた籠もり場所を用意してあげます。

とはいえ、繊細で怖がりな子は、人が寝静まった夜中などにダンボールや布を食いちぎる可能性もあるため、はじめの数日は誤食の心配がない籠やプラスチック素材のケースやBOXで様子を見るのが安心です。

下に落とされないよう、結束バンドなどでケージに固定できると尚良しです。

ケージ全体に大きな布を掛ける方法もよく紹介されていますが、中に布を引き込んでイタズラしたり食べてしまう子もいるので注意してください。

夜中に様子を見に来たら・・・

オススメの猫ベッド

誤食の心配がない時期になったら、猫ベッドを用意してあげます。

季節や猫の状態に合わせてドームタイプとオープンタイプに切り替えることができるこちらのベッドはとても便利。

夏場はオープンにして下のクッションも外せばサラサラ素材で暑苦しくなく、風通しも良いです。

ドームベッドが気に入って2ヶ月間引き籠もり生活を続けた、元ボス猫八べぇさん。

逆に人馴れが逆に進まなくて困ったため、外でお食事中にオープンに切替えました(笑)

トライアル先で不安定になり、夜鳴きや威嚇が復活してしまったローズマリーちゃん。こちらのベッドを里親さんが用意したところ、安心して眠れるようになったそうです。

快適グッズ

ケージ内は、棚板の面積だけではかなり狭いので、側面や空いた空間を有効活用し快適に過ごせる準備をしていきます。

ウォーターボウル

器をひっくり返してしまい、体が濡れて冷えてしまうことがあるので、側面に固定できるウォーターボウルが便利です。

爪とぎ

猫の爪とぎには、ストレス発散やマーキングの効果があるので、ケージ生活中も必ず用意してあげたいです。

一般的な爪とぎでは大きすぎてケージに入らないため、省スペースに置けるコンパクトタイプがオススメ。


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ハンモック

空いた空間が有効活用でき、寝床や遊びとして使えるハンモックもオススメです。

1才未満の遊びたい盛りの猫は比較的使ってくれることが多いです。使い方が分からなそうなときは、オモチャやオヤツで誘導してみてください。

ただ、ハンモックも布製のものがほとんどなので、誤食してしまいそうなナイーブ期間は避け、余裕がでてきた頃に吊り下げてみてください。

かなり身を乗り出さないと設置が難しいので、一番下にいるときなどを見計らい、脱走されないように気をつけて。

ケージ生活の猫にやってはいけないこと

自分は「進撃の巨人」と心得る

こちら側は猫と仲良くなりたい一心で、つい頻繁にケージから中をのぞきこんだり触ってみたくなってしまいますが、残念ながらその行為は猫にとって恐怖でしかありません。。。

特に元野良猫は、「人間=怖い」という恐怖体験やトラウマを抱えている子はとても多いです。



逆の立場になって一度想像してみてほしいのですが、自分より何十倍も大きくて自分に危害を加えてくる巨人の仲間に捕まり、ケージの中に入れられたとして、上から見下されたり急に近づいてきたら絶対こわいですよね・・・

身を守るために、ケージからの脱出を試みたり、威嚇をして捕まえられないようにと必死にすると思います。

猫をお世話するときには、「今の自分は猫にとって『進撃の巨人』の巨人なんだなぁ」と認識しながらやってみてください。

猫をお世話する際のNG行動

ケージに近づいたときに、猫が威嚇・猫パンチ・イカ耳・後退りをする場合には「これ以上近づくな」の合図ですので、お世話のためにケージに近づく必要がある時は以下の行動に気をつけてみてください。

・急に近づいたり、触ったりしない
・大きな声で話さない
・猫の位置より上から見下さない
・じーっと見ない(笑)
・写真や動画を近距離でバシャバシャ撮らない

猫を怖がらせない方法

猫を怖がらせない方法としては、上で紹介したことを逆にして行えば良いということになります。

・怖がっているうちは無理に触らない
・膝をついてゆっくりと近づく
・小さく優しいトーンでたくさん話しかける
・目があったらゆっくり瞬きをする
・撮影するときは、カメラをゆっくり近づける

目をじっと見るのはケンカ売ってる

猫と視線を合わせじーっと見る行為は、ケンカを売っていることになります。

逆に、目が合ったときにゆっくりと瞬きを繰り返すことは、「ケンカをする気はありません」「味方だよ」の合図。

猫と目が合ったら「味方だよ」を伝えるチャンスですので、ぜひゆっくり何度か瞬きをしてみてください。

何度か繰り返していくことで、 猫の方からもその合図を返してくれるようになります。

たくさん話しかける

動物たちは、人間の言葉をあるていど理解しています。

動物と話をすることができるアニマルコミュニケーターさんによると、小学校低学年レベルの理解力がある猫は多いのだそう。

声のトーンから、「この人は自分の味方なのか?」「どういう人なのか?」ということを判断しているそうなので、 優しい声のトーンでたくさん話しかけてあげてください。

「なぜここへ連れてこられたのか」「自分はあなたの味方であること」「これから楽しいことがたくさんあること」など話しかけているうちに、リラックスした様子を見せてくれたり、触れなくてもゴロゴロと喉を鳴らしてくれるようになる子もいます。

新しい環境にすぐに順応する子はとても稀です。

猫の様子を観察しながら猫のペースに合わせてゆっくりケージ生活に慣れてもらってください。




いかがでしたでしょうか。

こちら↓の記事では、 「ケージ猫の慣らし方/ケージから出すタイミング」ついて詳しくまとめていますので合わせて参考にしてみてください。

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