【猫のご相談】余命宣告を受け飼い猫と暮らしていけなくなりました・・・


AHAHAには日々、猫のご相談が舞い込んでくるのですが、「野良猫の捕獲の仕方」や「里親募集のやり方」をメールでご説明すると、ほとんどの方が自力で猫をレスキューし、ご自身で新しい家族を探していきます。

それゆえ、一時預かりボランティアさんをご紹介するまでもないケースが多く・・・それは大変喜ばしいことではあります。

素晴らしい!!!

いつも、メールやLINEなどクローズドの場でご相談にのっているのですが、他の方の参考にもなりそうなご相談内容の場合、今後はブログでも公開していけたらと思っています。

今回いただいたご相談は、このような内容でした。


” 飼い主さんがご病気を発症し余命宣告を受けてしまったため、飼い猫2頭の新しい家族を探しています。知人やSNSで里親募集をしたり、保護団体や老猫ホームに問い合わせたけれど新規の受け入れはしていないとのことで難航中。AHAHAで一時預かりさんを紹介してもらえないでしょうか。”

ペットの終生飼養は、環境省が出している「動物の5つの自由」にも書いてあるぐらい、ペットと暮らす上で基本的なことではありますが、飼い主が一人暮らしの場合は特に、長期入院や今回のケースのように余命宣告を受け、ペットの新しい飼い主を探す必要性に迫られることは、割と誰の身にも起こりやすいことかもしれません。

猫と暮らしている方は最後までぜひ読んでいただきたいですし、猫と暮らしていない方は自分とは関係ない・・・と思わず、ひょっとすると友人や知り合いが同じようなケースになって相談されることもあるかもしれませんので、どうぞ最後までお付き合いください。


まず、保護団体などは、保健所にいる命に期限がある猫や、至急レスキューが必要な野良猫や多頭飼育崩壊現場の猫などが優先されますので、飼い猫の新しい里親探しは、ご自身で責任をもってしてほしいと思います。

今回のご相談のように、余命宣告を受けられてるということは、これまでのように自由に活動することができないかもしれないですし、入院が迫られているかもしれませんが、時間と体が許す限りは、これまで一緒に暮らしてきた大切な家族を安心して託せる里親さんを、どうかご自身で見つけ出して欲しいです。

信頼できる家族や友人に託す

「もし自分の身になにか起きた場合、うちの猫は誰に託そうか・・・」ということを、普段から考えておきたいです。家族や親戚、あるいや友人など、性格や生活環境を予め分かっている人だと安心ですね。

または、家族や親戚や友人から、信頼できる人を紹介してもらっても良いかと思います。

時間が許す限り里親募集をする

里親募集サイト

「ペットのおうち」「ネコジルシ」「いつでも里親募集中」や「シモティー」の里親掲示板を利用して探します。

手放すことになった理由も隠さずきちんと書くことで誠意が伝わり、共感や理解を得られ、里親さんが見つかりやすくなることもあります。

また、猫の年齢が成猫・高齢ならば、里親さんはご高齢の方でも良いかもしれませんね。基本的には60才以降の方に譲渡をしない方は多いですが、今は「人生100年時代」です。60才はお若いですし、70才ぐらいでもピンピンとお元気な方は多いです。

足腰が弱ってくると、玄関の開け締めでもたついたときに脱走されてしまうリスクがあったり、猫をキャリーに入れての通院がしんどくなるようだと困りますが、年金以外の安定した収入があって、心身ともにお元気であれば60才のボーダーに固執しなくても良いと思っています。

チラシ掲示

ご高齢の方も里親候補として募集するのであれば特に、チラシなどを作って目に付きやすい場所に掲示していくというアナログな方法も効果が大きいです。

ご近所の動物病院・スーパーやコンビニ(チェーン店でも貼ってくれるお店は多いです)・美容院・市や区の掲示板、商店街があるようでしたら、片っ端からお店のどこかに貼ってもらえないか声をかけてみましょう。案外「いいですよ!」と優しい声をかけてもらえるものです。

また、町内会などでシェアしてもらったり、町内会の掲示板や回覧板を利用できるツテがあれば探してみましょう。

より詳しい里親募集の仕方は、こちらのページ「里親募集について」「譲渡について」をご覧ください。


おせっかい焼きが猫を救う

実は、今回のご相談は、里親募集をされている方の「知り合い」の「友人」から入りました。そういったケースはとても多く、猫の問題を抱えている本人からのご相談よりも、その友人や、または更にその友人、SNSで見た、という方からが多かったりします。

上記のようなアドバイスのメールをお返しすると「直接知らない人だから伝えられない」とか(笑)、一時預かりさんご紹介の段取りを進めたあとに「里親さんが決まっていたようだ」ということが分かったり(汗)と、「えぇ~~、それ首ツッコミすぎちゃうん?w」と思うことも多いのです。

でも、それでいいとも思っています(≧▽≦)

もし、猫の問題を抱えているご本人があまり知識のない人だった場合、保健所に連れて行ってしまったり、あるいは野良猫として放してしまうことも少なくありません。

また、飼育放棄はできない・・・と最終的にはネグレクト状態でも手放さずにいてしまう人もいるのです。

数ヶ月前に、階段下の狭い納戸に5年間閉じ込められて生活していた猫のまるくんたち2頭を保護しましたが、飼い主さんのお話を聞くと、はじめの頃は新しい飼い主を探そうと知り合いに相談したそうです。保健所にも連絡したそうですが全く取り合ってくれなくて、里親募集を諦め長いネグレクト生活が始まってしまったのだそう。

「いや、もっとちゃんと探せよ!検索すれば里親募集の方法なんて山のように出てくるだろっ!」と元飼い主に言いたいことは鬼のようにたくさんありますが、実際にはこういう情報弱者の方はいるし、そういう人に飼われた猫が犠牲になってしまう悲しい現実は日々増えていますので、おせっかいを焼くような人がもっと増えたらいいなぁ~と思っています。

まるくんの元飼い主が相談した知り合いに、おせっかい焼きがいたならば、ひょっとすると今でもまるくんは幸せに暮らしていたのかもしれない・・・そんなことを思いながら、未来のおせっかい焼きさんのために、こういった内容も今後は配信していこうと思いました。

まるくんの動画は誰が見てもショッキングで、今でも多くの方に見ていただき、いろいろなコメントをいただいています。

助けてあげられなかった後悔を胸に、これからも自分にできることを続けていこうと思います。